第27回定期演奏会と来年度へ向けて  日記・お知らせ

みなさんこんばんは。管理人です。

まずは、ここをご覧になっている皆さまに報告が遅くなってしまい
申し訳ありません。

3/4(日)に行なわれた定期演奏会を
聴きに来て下さった皆さま、本当にありがとうございました!


今回もたくさんの方々にご来場いただき
団員一同、充実した演奏をすることができました。
いかがでしたでしょうか?

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ここからは管理人自身の感想になりますが
今回の定期演奏会を通して、元々趣味の一つとして打ち込んでいた「合唱」の奥深さを再認識させられました。

皆さまは「合唱」と聞くと、どのような事を連想されますか?

幼稚園で先生と一緒に歌っていた あの歌
小学校のときの音楽の授業で歌っていた あの歌
思春期を迎えて声を出すのが恥ずかしくなった あの歌
クラスの中心となって合唱コンで取り組んだ あの歌
金賞を取るために毎日ひたすら取り組んだ あの歌

…きっと、他にも様々な場面が連想されると思います。

私自身、合唱はもちろん小さい頃から触れてはいたのですが
一音楽として合唱に心を惹かれたのは大学1年の時でした。
小中高と身近に合唱部がなく、合唱といえばクラスの合唱コンでして
ただリズム通りに歌っていた合唱団に出会っただけでも
大きな衝撃を受けたんです。そして、和音が綺麗に決まった時の
その場にいないと感じる事が出来ない「心地よさ」。

もう6年も前になるのですが
その当時の衝撃は今でも鮮明に残っています。
歌一つで、思わず涙ぐんでしまうぐらい心を動かされ…
その空間に1秒でも長くいたいと思い
合唱を始めることにしたんです。

しかし、その当時の思いは年を重ねるうちに薄れていってしまいました。6年間で数多くの合唱曲、そして、素晴らしい演奏たちに触れ、自分自身も歌に取り組んでいくうちに耳が肥え、知らないうちに「感動」に対するハードルが、自力では越えられないぐらいに上がっていました。実際に、細かい箇所を突き詰める際にストレスを感じてしまう時もあり、趣味として取り組んでいた合唱に対してモチベーションが保てず、他の新しい趣味でも見つけようかなと考えていました。

そのような気持ちの中、昨年3/11に東北地方太平洋沖地震(のちに東日本大震災と呼ばれる)が発生しました。震災直後および現在迄に至る被害等は皆さまもご存知であると思われますが、時を同じくして、諸団体による復興支援・募金の他に、数多くのミュージシャン、プロ・アマ問わず様々な団体によってチャリティーソング及びチャリティーコンサートが実施されたことは記憶に新しいのではないでしょうか。その内容の大部分は人の感情に訴えかける「音楽の力」に焦点を当てたものであり、特に歌詞によって多種多様のメッセージ性を持たせることができる「歌」には多くの注目が集まりました。

しかし、一部の人たちからは「歌では何も解決しないのでは」「だだの偽善だ」といった否定的な意見があったことも事実であり、実際に、当時私自身も被災者に向けて歌うという行為に多少の迷いがありました。

そのような中で、ふと歌を始めたきっかけを思い出したんです。
数年前に身を持って感じたことである、歌は、その場にいる人たちの心を制限なく動かせる可能性を秘めている事を。

トニカは福岡市内を拠点とする合唱団であり、東日本と比較して、自分自身および身近に被災した知り合いを持つ方々は少ないと思われます。そして、震災前後で特に変わりのない生活をしている方も数多くいます。

特に変わりのない生活が続くとどうなるか、と言いますと、未曽有の大震災が起こったという事実、そして今でも懸命に生活をしている方々がいるという事実が風化させられてしまう可能性がある、ということです。だからこそ、いま九州にいる私たちにできることは、直接支援の他にこの未曽有の大震災を風化させないことであると思います。そのために「歌」は想像を絶する力を発揮すると思うのです。

今回の定期演奏会1ステージ目では「生きる…ということ」と題して
星野富弘 作詞/Steve Dobrogosz 作曲 『INOCHI(LIFE)』
みなづきみのり 作詞/北川昇 作曲 『まだみぬあなたへのうた』
谷川俊太郎 作詞/三善晃 作曲 ピアノのための無窮連涛による 『生きる』
星野富弘 作詞/なかにしあかね 作曲 『今日もひとつ』
これら4曲を演奏しました。

毎日の生活の中で自分自身が生きている事に対して、喜び・有難み、そして、大切さを感じたことは殆ど無かったのではないか、と感じます。むしろ、仕事が大変で疲れたり、人間関係に悩んだり、何で生きているのだろうかと無気力になったり等、ネガティブに考えるときのほうが思い浮かべやすかったりします。でも、このような日頃自覚していなかった「生きていること」が詞に起こされて、そして合唱曲として演奏されることで、驚くほどに自分自身の心に伝わってきました。その時、このステージによって自分自身、いや、合唱団全体が「語り手」となることができる可能性を強く感じる事が出来たんです。

今回の演奏が、皆さまにどのように伝わったかどうかは分かりませんが、少しでも意思を感じて頂けたのなら幸いです。他ステージについては全て記載しますと長文になるため短くはなりますが、それぞれのステージで4種4様の演奏をお届けすることができたと思っております。今回のステージを開催するにあたり、客演指揮の原田大志先生、第4ステージでパーカッションを演奏して下さった岩崎雅子先生、コントラバスの伊藤珠里さん、本当にありがとうございました。そして第1,3ステージで指揮をされた辻さん、数多くの曲でピアノを弾いて下さった野中先生、そして団員の皆さま一人ひとりの力が結集した結果、今回の第27回定期演奏会を開催することが出来たと思います。今回の定期演奏会で取り組んだ事を忘れずに、これからも歩んでいきましょう!!

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最後に、私事になりますが
4月から新社会人として福岡を離れることになったため
今回の更新をもちまして、本管理人として最後の更新となります。

次年度からは新管理人がトニカのホームページを更新いたします。
こうご期待ください!

定演も終わり、年度も新しく変わるということで
最近トニカには多くの新入団員が入団しています☆
今入団されますと、5/13(日)のフレンドリーコンサート、夏にあるコンクールに参加できます!見学は自由ですので、これを機会にぜひぜひお越しくださいね。このHPを見て興味を持たれたそこの貴方は
tonica912☆gmail.comまで(☆を@に変更をお願いします)
お気軽にご連絡ください。連絡お待ちしています。

今後ともトニカを宜しくお願いいたします。
それでは失礼します。
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第27回 2012.3.4
サンレイクかすや さくらホール


客演指揮・ヴァイオリン/原田大志
客演ピアノ/平林 知子
パーカッション/岩崎雅子
コントラバス/伊藤珠里

生きる…ということ
 ・INOCHI(LIFE)(星野富弘・詩/Steve Dobrogosz・曲)
 ・まだみぬあなたへのうた(みなづきみのり・作詞/北川昇・作曲)
 ・生きる(谷川俊太郎・作詞/三善晃・作曲)
 ・今日もひとつ(星野富弘・作詞/なかにしあかね・作曲)

〜混声合唱団トニカ委嘱〜 混声合唱のための組曲『大志の歌』(安野光雅・作詩/井財野友人・作曲)
 ・蝦蟇の歌(茨城県筑波山村私立蝦蟇高等学校校歌)
 ・注文の多い料理店(岩手県立山猫高等学校花巻寮寮歌)
 ・仙波山寺(熊本県立仙波山私立狸化学専門学校校歌)
 ・さんごの宮(福岡県立わだつみ大学付属さんごの宮高等学校校歌)
 ・おやゆび姫(デンマーク国立農業大学獣医学科もぐら寮寮歌)

The Great Classics ぱろでぃー&めどれー
 ・The Great Classics Hallelujah(Lorenz Maierhofer・編曲)
 ・Sunset Serenade(Lorenz Maierhofer・編曲)
 ・Romance in F(Henry O.Millsby・編曲)
 ・Swinging "Anna Magdalena"(Henry O.Millsby・編曲)
 ・Name that tune(Grayston Ives・曲)
 ・Italian Salad(Richard Genee・曲/C.E.Rowley・編曲)

組曲『スピリチュアルズ』〜混声合唱とヴァイオリン、コントラバス、パーカッション、ピアノのための〜
 (Langston Hughes・詞/木島始・訳/信長貴富・作曲)
 ・資格証明
 ・スピリチュアルズ
 ・I am a Negro
 ・アラバマの夜明け
 ・ブギ・午前一時

<アンコール>
 ・Deep River(Alice Parker & Rober Shaw・編曲)
 ・ともしびを高くかかげて(岩谷時子・詩/冨田勲・作曲)
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