2006/7/26

木を買う  
このブログのはじめの方で 原木市場に行き木を買う話を書きました。

カワラ、カジキ、タナなど船体主要部を作る木材は長さ21尺
元玉でウラで1尺2寸の太い杉を一本買って指定した厚みに
板に挽いて運んできてもらいました。

製材所で丸太を挽いただけの状態をズブ板と呼びます。
船の場合 家の建築と違って直線の板よりも
少し曲がり広がりのある部材の方が使いやすいので
ズブ板を造船所の外で何ヶ月か乾燥させてから
必要な部材寸法に切ったり削ったりして船に使います。

ズブ板で買う場合、木、丸太を見る目が 無いと
節が多くて使い物にならなかったりという欠陥が あっても
買った人の責任になるので、木自体の価格は大変安くなります。
春に買った丸太は板にすると 節も無くウワダナがゆっくり取れる幅が
ある良い物でした。

今回は ハリやコベリに使う木材を買いに造船所近くの白洋産業という
製材所に行きました。
檜の2メートルと4メートルの丸太を買いました。
2メートルの木は55ミリの厚みに挽いて ハリに使います。
4メートルの木は船べりの一番上の部分 コベリやセキダイを組み立てる
長材として使います。

製材所へ丸太を持ち込んだ場合、いわゆる賃挽きの料金は
1時間の作業が12000円から15000円が相場だそうです。
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2006/7/24

瀬戸内和船工房  
西門寺さんからコメントを頂きました。
http://wasen-survival.sblo.jp/

以前一度このブログを読んだことがありますが
その後 見つけられなくなっていました。
8月に櫓船競争が あるそうです。
詳しくはホームページをごらんください。

素敵な場所に造船所を建設中。私も将来 老後を
海辺の こく屋(造船所)で のんびり過ごす予定なので
立地は 気になりますね。

高知に来られるそうです。
ゆっくり一晩お話ができると良いですね
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2006/7/22

船大工さん発見  
高知ヨットクラブでお昼を食べた後、
隣のスロープで木造和船の手入れをしていた方に
通りすがりに挨拶し和船の話をすると
なんと この方 竹村さんの職業は 昔 種崎の宮地造船で船を
作っていた船大工さん。
手入れしている5メートルの和船も もちろんご自分の建造。
昔の造船所の話などをお聞きしました。
私が弘光さん所で和船を習っていると言うと
”昔の 図面や板図が あったら 見せちゃろう。”という話になり
また お会いする運びと なりました。 
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2006/7/22

ウワダナ 取り付け  
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 上棚 取り付け作業中。
写真に見える右舷側のウワダナは つづ (木の棒)で
仮に固定されているだけで、釘などでの固定が全くされてない状態です
たな板は杉の8分(24ミリ)厚です。
一人で持てるけれど 結構重い物です。
つづを使ってタナを定位置に合わせるのは 難しい作業です。

この後 カジキとタナの接合面を すり合わせノコで隙間を無くし
中央部分 三分の一を釘と接着剤で固定しました。


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2006/7/20

雨除けカバー  
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雨除けと紫外線除けのためのカバーを付けた状態。

舳先を被せ、艫を引っ張ってセンターラインにテンションを かけ
それから 船の下を通した紐で横方向に引っ張ります。
雨が すべて流れ落ちるようにテンションをかけてないと
カバー上に水が溜まり 水の重さでカバーが伸びて
余計水が溜まる 悪循環に陥ります。

写真の状態で今週の大雨でも 全く水は 溜まりませんでした。

このカバーは陸置き用です。
水上係留の場合は下の写真のように なります。
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2006/7/19

和船の線図  
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20尺の和船の船体計測をして 線図を描いてみました。
船大工さんは板図という、側面図だけのことが多い図面に
部材寸法を書き込んだ資料しか 残さないし
その板図 も 保存されて無い場合も多いようです。

今回のように現存する船が あれば記録に残していきます。

板図だけでも残っていれば 書き込まれた資料から
断面形状 折りいれでの断面図が描ければ
船の建造が可能になるように なりたいと思っています。
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2006/7/19

売り船あります  
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高知市御畳瀬(みませ)の柳原造船所に
20尺の木造和船が4艘完成しています。


下の写真は同型艇です。
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2006/7/19

室戸の鯨船  
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  芝藤
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2006/7/16

非定常翼理論  
木下先生から面白い話を聞きました。

飛行機の羽根やヨットのキールのような定常な流れの中に
ある翼の揚力係数よりも
鳥やトンボの はばたきの動きや櫓の運動のような
非定常の翼の揚力係数の方が
二倍以上大きくなる ようだと おっしゃっていました。

池畑先生の櫓の翼素理論での揚力計算の結果が
実際の半分以下に小さく出てくるのは
揚力係数の設定に 非定常流の場合どうすれば良いのかが
模索段階だから かもしれません。

わかりやすく言うと、風の弱い時、ウインドサーフィンのセールを
じっと持っていて流れをかき回さないのが定常流で
パンピングしてセールで漕ぐのが非定常状態で
上手に漕げば速くなります。風速によっては 漕がない方が
速い場合も あり、乗り手の腕次第で 漕いでも速くならない人も
います。私は パンピングが下手でした、疲れるから いや というのも
ありますが。

鳥が離着陸の時に はばたくのは その方が揚力が大きいから という
当然の理由なのですが
一般的に流体力学をかじった人は、定常な流れ、きれいな流線の現れる
現象の方が揚力が大きいような先入観を持っているのですが
流れの速度が 遅い場合には 当てはまらない ようです。

こんな事を書いているから コメントの付けようが 無いのでしょうね。
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2006/7/13

浦戸湾の釣り船  
7月11日から高知新聞に浦戸湾 探 見 記という記事が連載されて
います。この間 木下先生達が和船に乗った御畳瀬(みませ)港の
前で 同型の20尺の和船に櫓と船外機でキビレチヌを釣っている
地元の釣り師が紹介されています。
30センチほどのキビレチヌが堂々と写真に写っていますが
このあいだ 頂いたキビレの方が 二周りは大きくて
立派だと思います。

弘光さんの作っている船が今も現役で漁に使われている記事を見て
うれしくなります。
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2006/7/8

舳先  
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カジキとミオシの接合部分。
タナが付くように削って修正されています。
この部分が難しい所です。
毎日のように見に来られる 昔船大工の仕事に付いていた方が
”やっと わかった ”と喜ばれたそうです。

今日は カジキの上端にタナの釘位置を墨付けをする。
次にトダテの上端を切り落とすために
オリイレとハバドコロに棒を立て 水平基準を作って
トダテに墨を入れる。そしてノコで切り落としました。
初めて船にノコをいれました。
墨の線キッチリに切らず1分くらい残して
かんなで仕上げます。
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2006/7/6

カジキ取り付け完成  
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舳先の水押しにカジキが取り付けられました。
大きめに切り出してあるカジキに正確なスミツケをして
余分な所をノコ、のみ、かんなで削りました。
私に初めて建造中の船を触らせてくれました。
カジキの上端をかんなで削ること、午前午後あわせて3時間、
弘光さんが”腰が痛くなるきに、休んで やりや。”というのを
面白いので どんどんやって、3時過ぎに
”これは 明日 腰に来そうだ”と実感し 作業をやめました
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2006/7/3

山中造船所木下先生来高3日目  
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泊まった宿から海辺に下った宇佐町 井尻の船大工
 山中利雄さん81歳を訪ねる。
最初に紹介した十分の一模型を作られた方です。
四種類の模型を見せてもらいました。
渡し舟、帆を付けた釣り舟、荷の積み下ろしようの艀
伝馬船。どれも良く出来ています。
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その後 宇佐海洋高校に移動して 写真の三分の一鰹船 模型
全長6メートルを見学。実物大だと18メートル幅4メートルという
大きな物。この船は 素晴らしい出来です。
たくさんの人の目にふれる所に展示したいものです。

以上で日程を終え、木下先生は沖縄の学会のため
高知を離れられました。
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2006/7/2

柳原造船所木下教授来高2日目午後  
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高知市へもどり桂浜に近い浦戸湾に面した御畳瀬(みませ)の
柳原造船所で販売している20尺の木造和船に乗せていただく。
写真は息子さんが自分用の釣り舟として使っている舟で
船外機で釣り場まで移動し、魚を釣るときは
右手に釣り竿、左手で櫓を使い船を操って釣るそうです。

船の話を息子さんとしていると釣り仲間が帰ってこられて釣果を見せて
くれました。50センチ位のチヌ(黒鯛)と45センチ位のキビレ(ヒレの
黄色い黒鯛)ほか。”すごいですね”と写真を撮っていると
”持って帰って刺身にして食べや”と びっくりさせられる御発言。
木下先生が”お家で食べられるのでは ないですか”と 尋ねると
”なんぼでも釣れるき、もう食べ飽きちゅう”との返事に
なんと贅沢な話と再度 びっくり。

木下先生達は柳原の息子さんの船頭で浦戸湾対岸の高知ヨットクラブまで
櫓の練習を兼ねてクルージング。
残りのメンバーは車で浦戸大橋を渡ってKYCへ。
クラブハウスは皆セーリングに出ているようで からっぽ。
湾を横断してきた和船にメンバー交代して乗り込み
みませに帰る。櫓漕ぎの特訓を してもらった面々は
一段と櫓の腕前が 上がったことでしょう。

夕刻 宿の国民宿舎土佐 ビラ サントリーニに帰り 露天風呂に入り
標高150メートルから青い土佐湾を眺める。なかなかの絶景。

夕食に岸本君に紹介された店 太公望で 頂いたキビレ(チヌの中でも最高の種類)を
刺身にしてもらい、守屋君特製の鰹の塩辛(酒盗)や潜って取って来てくれた貝など
海の珍味が 盛り沢山。満腹になった後で、白いご飯にキビレのアラダキの汁を
掛けて、酒盗を乗せて食べると 別腹に あっさりと入っていった。

食後はご近所の辻さんのヨット土佐竜神(ヴァンデ大橋さん設計、見た目は45フィート)
でコーヒーを頂き談笑。隣には熱海からの日本一周中のヨット BW33が停泊。
OB会メンバーは うまい魚、地酒、ヨット上の心地よい風と揺れに
昼間の櫓漕ぎの成果が出てコックリ コックリ船を漕ぎ始めました
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2006/7/2

片山造船 木下先生来高2日目  
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朝から大雨、梅雨だから仕方が無いのだと あきらめ、
久礼より ひとつ南の港 上の加江へ車を走らせ片山造船へ行く。
中土佐町の依頼で70代後半のお父さんが20尺の和船を
息子さんに教えながら建造します。
板に挽いたヤナセ杉も久礼に来たそうで
そろそろ仕事がはじまります。

着いた頃に雨も上がり片山さん親子に木造船を見せてもらう。
漁港に櫓の付いた木造和船があったので
”櫓を漕がせてもらえませんか”とお願いすると
所有者は いませんでしたが、片山のお父さんのOKが出て
木下先生以下OB会のメンバーが さっそうと乗り込み漕ぎ始める。
その姿を見て息子さんは すぐさま 船外機の付いた船を用意して
救助体制を整える。
櫓船は港の真中で 何かを落としたようで 動かなくなる。
救助艇が すぐ追いつき 櫓柄(櫓下の角度を決める木の出っ張り)を
拾い上げ 櫓腕に打ち込み修理終了。
無事 元の場所に帰り着きました。

すると お父さんが さっそうと乗り込み 直々に櫓の漕ぎ方の
見本を示し お元気な所を見せてくれました。
和船の建造が始まり、気力も充実 体もお元気なのでしょう。
私の師匠も そうですが、お年寄りには得意とする仕事を
させてあげるのが一番の幸せだと
このごろ 弘光さんを見ていて思います。

この後 上の加江の池と呼ばれる静かな入り江で ひと時を過ごし
久礼 大正市場でお昼
さばの姿寿司、ウツボのから揚げ、土佐のてんぷらとビール
大正市場付近は観光客向けに 良くなっていました。
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