2007/9/25

吉野川の船大工  
徳島県立博物館の尚武さんから頂いた資料に
吉野川の上流、三好郡三野町太刀野でカンドリ船を
建造している小原寛次郎さんの事が書いてあります.
長男が後継者となり 親子で製作しているそうです。
お父さんは 原さんの年代で80近いでしょうが
息子さんはお若いでしょうから
今後舟の製作をお願いできると思われます.
ダグラスさんの活動にも協力できるかもしれません。

三野町は私の父の生まれた町ですので
今後ちょくちょく訪ねられると 思っています.
0

2007/9/24

上タナ クギ打ち  
クリックすると元のサイズで表示します
左舷の上タナを切り出し、仮合わせをすませ
いよいよ右舷の上タナを摺りあわせ
クギを打ち始めました。

摺りあわせノコが難しく 思ったようには密着しません。
やれば やるだけ 悪くなっていくような気がして
適当なところで あきらめ 船体中央部からクギを
打ち始めました。
カジキ板が15ミリしか ないので
タナ板を通過したクギがカジキ板から出ないように打つのは
難しい作業です。短いクギだから なんとかなっていますが
3寸も あったら とても出来ないでしょう.

次に造る船には木ネジを使う事を 考えています.
0

2007/9/20

カンドリ舟  
クリックすると元のサイズで表示します
徳島県立博物館に展示してある木造和船の一つ
カンドリ舟を真横から撮った写真です.
舳先のようにも見えますが、これは船尾部分です。
トダテの幅も小さく 船尾が尖った感じです。
吉野川上流阿波池田の少し東 三野町の原さんの
造られた船です.
錨を打ち 船尾を上流に向けて繋いで鮎漁を するための
大変特殊な船型です。
オリイレのところは角度が大きすぎて板を折り曲げると
多分割れてしまうので、オリイレの前後は二枚の別の板を
つないでいます。そして もっと難しいのは
カジキを つなげた板に添わせて曲げることです。
薄いめの板を 火であぶりながらでも曲げていくのでしょうが
大変だと 思います.

カンドリ舟の舳先は カツオギと呼ばれる削りだしのミオシです。
舳先は尖っていて 浮力は小さめです。
ミオシを上流に向けて錨で固定すると
流れが速いと 舳先に浮力が足りないために潜水艦のように
舟が水に潜っていって危険なので、 船尾を上流に向けて鮎漁を
していたようです。そして その作業に適応した今の船型が
出来たようです.

高知の仁淀川の鮎船は船首が板ミオシで幅が広く
舳先が長く大きな浮力を持たせています。
舟の設計をする者の目から見ると
板ミオシの舳先に浮力のある舟が優れているように見えます.
漕いだりした時のスピードは水線長の長い方が速いでしょうし
建造のし易さは 板ミヨシ は簡単です.
0

2007/9/17

上タナの取り付け開始  
クリックすると元のサイズで表示します
切り出したタナ板をツヅで固定して、カジキとの接合面を見ておいてから
板をはずして タナドオリとタナ板をカンナで修正後
再度ツヅで固定したのが 上の写真です.
次に摺りあわせをする状態です。
タナ板を捻じってトダテに付けなければ いけないのですが
まだ うまく出来ていません.

台風の影響で湿った南風が吹いて 作業場は蒸し風呂。34度。
汗のしずくがメガネに落ちて見えない。服は汗でぐっしょり。
完全に濡れてしまうと かえって気持ちは良いのですが
昼前に作業をやめました。

午後に弘光さんのこく屋を訪ねてツヅの当て方を教えてもらいました.
建造中の船はセキ台を付ける所ですが、暑さでお休みが多く
はかどっていません。

小さくて軽い船を櫓で漕いで 舳先が振れる場合には
舳先に石を乗せて 浮き上がらないようにしたそうです。
宇佐の山中さんも
舳先が水中に入っている事が大事だと言っていました.
櫓船には舳先の振れ止めに カナードでも付けましょうか.
ミオシの最前部を上下にスライドするようにして
水中へ深く挿しこむという アイデアは どうでしょうか。
0

2007/9/10

ウワダナ の ソラガケ  
クリックすると元のサイズで表示します
九月に入っても暑い日が続いていますが、
雨が降って少し涼しくなり 作業をする気に なりました。

タナを取り付ける タナドオリ (カジキの上面 )略して タリを
削って上タナと密着するようにしてから
写真のように タナの板をソラガケ 仮合わせしています。
内側でカジキやミオシ トダテなどの線を マジックで書き写し
はずしてから 少し大きめに切り出しました.
タリとの接合面にカンナをかけ 再度合わせてみようとしましたが
ツヅでの固定が うまく いかず、困っています.
気温も上がってきて お昼に 作業中止。

昼食後 宇佐の山中船大工を訪問。
山中さんが作ったFRPで作った櫓の調子、
軽い船は櫓で漕ぎにくい話
船が軽いと櫓を漕ぐ人間の重さで舳先が上がりバランスが
悪くなるのか。
軽い木造船を作るときに、漕ぎ手の位置を浮力中心に近い所に
持っていく工夫が いるのでしょうか。
0

2007/9/3

船と櫓のマッチング  
 千頭さんの18尺の古い木造和船を浮かべて
櫓漕ぎの練習をしました。軽いディンギーに櫓を付けて
漕ぐのとは違って、実に漕ぎやすく 櫓が安定し
方向転換もやりやすく びっくりしました。
船と櫓とのマッチングというのが 大きなポイントだと
実感しました。が 何が大事な点なのか
ご存知の方が おいでましたら お教えください。
0


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ