2008/4/30

タヒチーハワイ ヨットクルージングへのお誘い  
ヨットの耐航性のところで紹介しましたアラスカイーグル 65フィートスループで
6月初旬より 40日間くらいで パペーテを出発しフレンチポリネシア諸島を巡り
その後 貿易風を利用してライアテア島から ハワイまで(途中 キリバツ共和国の
ファニング島に立ち寄ります) 昔のカヌーで航海していたルートを帆走する計画が
あります。

その主催者のオレンジコーストカレッジ セーリングセンターからメールが来ました.

Recently someone dropped out of the trip due to a problem at work (seems
like sailing would be a better option). I've gone through the wait list and
still have a spot open. If you know a good candidate for this great trip,
please let me know a.s.a.p. I've even attached an application that you can
forward to him/her.

興味のある方はOCC sailing をご覧下さい。

http://www.occsailing.com/
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2008/4/30

ろかいの会 入会方法  
谷さんから ろかいの会について お尋ねがありました。
入会方法は ホームページに載っているFAX 0466−22−8413
で味岡さんに直接申し込まれると良いと思います.
入会金 1000円 年会費  2000円です。
”ろかいの会通信”が送られてきます.

ろかいの会の資料には すごい物が あります。
今私の手元には 味岡さんが送ってくださった横国の造船科
池畑教授の ”櫓漕の推進性能に関する水槽実験”という論文があります。
私にとっては 大変貴重な資料です。

ろかいの会の宝の山を掘ってみるのも 面白いと思います.
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2008/4/28

カナディアンカヌーの補修  
クリックすると元のサイズで表示します
カヌーを補修する方法を 新時代木艇工房のネヴァーランドさんに
質問しました。

問い >ところで ストリッププランキングのカナデジアンカヌーのステムや
>船底にキズが出来たのを直してくれと友人に頼まれましたので
>エポキシ樹脂で木部に水がしみこまないようにして
>この夏は 使おうかと考えています.

答え ストリッププランキングにグラスを貼ったものでしょうか?
カンディアンの木艇の主流はウッドストリップ工法でです。
モールドにストリップ材を木工ボンドで貼り付け、タッカー等で仮組みし、
内外をグラスで積層するやり方です。
暫定的な部分的な修理でしたらエポキシ接着剤でもいいと思います。
傷の深さにもよりますが、深いようでしたらマイクロバルーン等でパテ埋めが
必要です。カヌーの様子がわかりませんので・・・・
エポキシ樹脂を木部に塗る場合は2度塗りをお勧めします。一回目は木部にしみ込ま
せ硬化後サンディングし、更にもう一回塗ると防水はほぼ確実です。

問い >クロス積層などは 冬にしようかと 思っています.

答え エポキシでの積層はポリエステルと比べるとゆっくりできますし、
ポリエステルのようにパラフィンを含んでいないので硬化後のサンディング作業が
楽です。
冬場作業では気温12度以上でないと不良効果を起こすことがあります。
また、低温では樹脂の粘度が高くなるため作業しずらいです。冬場は缶ごと
人肌程度に暖めて使うと良いでしょう。

問い >積層用エポキシ樹脂の一番小さい缶は 1.5キロでしょうか。
>お支払い方法は どうすれば よいでしょう。

答え 1.5Kセットで ¥4200  3Kセットで¥7350です。
送料は ¥630
支払いは銀行振り込みでお願いしています。
エポキシ樹脂は国産です。WESTやエピグラスに比べると若干粘度がありますが積
層でもダレることも少なく、木部への浸透もよいです。
では、
今日はこれからモーターテンダーのドーリーの作成です。
アルミ角パイプとアルミ板で作っていますが、なかなか切り出しが大変です。

ネバーランドさんが 新しく作られた船に関してはリンクしている
新時代木艇工房のホームページをごらんください。

28日 カナディアンカヌーを高知市内から20分くらいの鏡ダム湖の上にある
禅寺に見に行きました。船底を岩で擦っていましたが
それほど深い傷は無く、ガラスクロスにダメージがある数箇所をパテ付けして
水の浸入を止め、全体に軽くサンディングしました。
29日にウレタン塗料を塗ってお終いにします.

良い天気に恵まれ ダム湖は満水の このゴールデンウイークに乗って遊べそうです。
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2008/4/22

ニタリ と サバニ  
サバニは沖縄 糸満の漁師さんが使っていた舟で
ニタリは江戸の釣り舟です。
横山さんの ”ヨットの設計”の付録に全長 7.2メートルのサバニと
全長 11メートルのニタリのオフセットが載っていますから
同じ寸法で復元するという場合には このオフセットを使えばよいのですが
カヌーのサイズまで小さくすると 全く違った舟になりそうです。
横山さんが指摘されているように
排水量 長さ比 と プリズマティック係数と浮心の前後位置の
三つの数値を ニタリと合わせれば 似た性質の舟になるのかも
しれませんが、全長が半分くらいになると 期待は出来ないように
思います.

五分盗みの秘法と言われる船底の逆ソリ(ホローカーブ)は
普通の造船家の目には
流線が離れて 抵抗の増える悪い船型に見えます。
私の意見では 帆走する時に 風下へ へさきを振られるのを減らすために
へさきの 深さを増やした結果のように見えるので
センターボードを付けた普通のカヌーボディーの方が
スピードは出るのでは ないかと 考えます.

簡単に言えば 軽くて幅の狭く 長い船型は早く走るということです。
幅は乗り手の技量や海域の状況で 転覆しない幅を確保すれば
良いのでは ないでしょうか。

チャインパネルのVを減らす
とはどういうことなのでしょう。
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2008/4/20

どんがめの耐航性  
どんがめ
大学1,2年は仰秀で航海していました。
微風、軽風では ほとんど動かなくなります。
白波が立つぐらい吹かないと帆走している感じが出ません.
3年の夏にエクメドメールを鳥羽パールレースのために諸磯から鳥羽へ
回航のスキッパーをした時に
エクメの軽風での速さに どんがめがいかに遅いかを実感しました。

しかし 長くヨットを乗ってきた今感じることは
どんがめのような重排水量の船は大しけの時には安全性
seaworthiness 耐航性は高いという事です。
2年の春 八丈島航海で 三宅島付近でメイストームで転覆し
窓が割れて水が入って、けが人が出て、ペラにロープが からんで
一日漂流しましたが、10メートルの波の中を漂っていても
転覆の危険を感じたのは 数回しかなくて
割合 安定していたと感じました.

"Desirable and Undesirable Characteristics of Offshore Yachts"
という題のファストネットレースの事故原因を説明した本を読めば
ダイナミック スタビリティー 動的復元性について正しい知識が得られます.
当然ですが 軽くて速いヨットを追求すると
大しけの時の安全性は確保出来ません.
中排水量のオーソドックスな船が安心です。
例を上げれば この夏乗る予定のアラスカイーグルなどは
素晴らしいデザインです。
http://www.occsailing.com/pages/fleet/saileagle.html
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2008/4/10

中国 ジャンク リグ  
網代帆は竹を編んで作った帆に限った名称ではないでしょうか。
ダクロンを使うのなら 中国ジャンクリグ あるいは 
ジャンクセールと呼ぶのが良さそうです.
セールの研究で有名な Marchajさんはchinese junk rig
と呼んでいます。
針子帆(しんしぼ)という明治以降 日本で付けられたジャンクリグの
呼び名も 面白いですが 一般的にはジャンクリグが 良さそうです.
ちなみに リグは帆装全体を意味し セールは帆のみを 表します。

写真はGL工房の掲示板画像部門に
高橋さんの9フィート プラムのブルーシートで作ったジャンクリグが
あります。上手に安く作られていると 思います.
http://www.lares.dti.ne.jp/~doi-a-md/NewBBS/bbs-photo01.html 
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2008/4/8

小網代のHIRO  
コメント機能に制限が あるようです。

ニタリを二分の一のサイズで作るときに 考慮することは
3月2日の”復元力”で書いてあるように
船を縮尺二分の一にすると復元力は十六分の一になり
不安定になることです。
幅を広く取って復元力を増すのですが 形が変わってしまいます。

昭和48年ころ 小網代湾にHIRO という25フィートの木造の新しいヨットが
浮かんでいました.どんがめよりも だいぶ新しい設計だと思います。
ロングキールで重い船では あったようでした。
そのころ 私の乗っていた仰秀 どんがめ24は老朽化していました。
八丈島へ行こうとして双子のメイストームに掴まり
三宅島の東で横転して 漂流したりしました。
それ以降相模湾から出てはいけないと お達しがあり、
私はIMCの伊藤さんの紹介でエクメドメールのスキッパーをしていました。
いまでも諸磯にIMCは あると思いますが
 伊東さんは お元気でしょうか.
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2008/4/6

硬い翼と軟らかい翼  
最も高性能な進化したと私が思うヨットの帆は
リトルアメリカズカップで使われる飛行機の翼を立てた形式の
ウイングセール です。船体はカタマランが使われ
素晴らしい上り性能を発揮し、追い風ではスピンを張って速度を
上げます.
硬い翼を立てるので 帆を畳むことはできません。

これと同じくらい 流体力学的に美しくて 高性能で実用的なのが
ウインドサーフィンのセールです。
布より丈夫なモノフィルム(ビニールシートのような物)を使用して
カーボンマストの弾力を使いテンションを掛けて
翼型の形状をしっかり固定させて硬い翼面を作り上げ
タックした時には キャンバーを反対にできるのは 素敵です.

帆の表面を流れる空気の流線を曲げて揚力を出すためには
表面カーブがしっかり決まっている必要があります。
風で変形するようではダメなのです。
風でバタバタはためく旗では 揚力は出ません.

風に はためく旗の場合
はためくのは 風 と 旗 の、どちらなのか という問題が ありますが
どう思われますか.
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2008/4/6

タテ帆とヨコ帆  
網代帆の性能を考える上で 縦帆と横帆という二種類の帆の知識が
必要と思われます.正確な事は ヨットの理論を読んでいただくとして。

千石舟やカティサークのようなクリッパーシップや日本丸のようなトールシップには
帆桁 ヤード がマストの前に付いていて
帆桁を船体中心線まで引き込めない、タックの出来ない帆の形式を
横帆と呼びます.

普通に良く見るマルコニーリグのヨットや網代帆や中国のジャンクの帆は
帆桁 ブームを船体中心線まで引き込めるので 上り角度が良く
タックが出来ます.
これを縦帆と呼びます.

網代帆はかさばって重いので、布が使える時代には横方向に竹のバテンを
付けて ジャンクリグに進化しました。
日本では明治時代から千石舟の一枚帆は性能の良いジャンクリグ
日本の呼び名は針子帆、に取って代わられました.
昭和の中期には日本の船はジャンクリグ ばかりでした。
その後 焼玉エンジンの時代に入ります.(野本先生の受け売りです。)

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2008/4/6

ろかいの会  
昔からのヨットの自作者仲間で藤沢市にお住まいの味岡さんが
”ろかいの会”という 櫓 と櫂の研究を中心テーマにした会の
事務局をなさっています。
この春にホームページが出来ました.
櫓櫂に関する情報を お捜しの方は 覗いてみてください.

http://www.ab.auone-net.jp/~rokai/

今朝 通勤途中に高知市内 堀川の桜を見ながら自転車を押していると
船の友人に会い、和船の話をすると
『櫓は皆で漕いで次の世代に残して行きたいものだ』というような意見を
いただきました。
櫓を漕いでみたいと思っている人は 結構いるのかもしれません。
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2008/4/4

池川ヨット工房  
WEST工法でヨットヤカヌーを作っている愛媛県の池川さんの工房です。
http://www2.odn.ne.jp/~ikegawa-yacht/
久しぶりに 覗いてみたら 自作の32フィート ヨットでニュージーランドまで行って
今は 帰り道で南太平洋を帆走中との事。
なんとも素敵な 状況で 羨ましい限りです.

新世代の木造船にWEST工法も 良い選択肢だと思います.
WEST工法をご存知ない方はホームページを ご覧ください.
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2008/4/3

浦戸湾遊覧船 NPO きらり  
昼前に高知ヨットクラブに行き、シーホッパーをセットして
浦戸湾で帆走を楽しみました。高気圧に覆われて暖かく
風向きは定まらず のんびりと北に上り高知港まで行きました。

帆走していると 今年3月から活動を始めた
NPOきらり こうちまちづくり
http://www.kirari-npo.com/yuran.html
の 行っている 桂浜遊覧船が湾の北奥の堀川から出発して
南に下り桂浜の方に走っていきました.沖から桂浜の竜馬像を
見るというのが売り物です
.波が無く 暖かく船に慣れてない方でも安心して沖に出られる天気で、
また 堀川の桜は両岸満開で素晴らしい景観です。

桜花 散りかい曇れ 老いらくの 来むというなる 道まごうがに

私の好きな桜のうたです。
私の20尺の和船を提供して
堀川や湾内で一般の人に櫓漕ぎ体験をしてもらうプランを
このNPOに提案しています.
実現させたいものです。
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2008/4/1

新世代木艇工房よりのメール  
和船には興味を非常に持っています。特に、東京湾のチョキやニタリは興味があります。

房総の館山にはクルージングで何度か行きましたがそのたびに安房博物館に行きます。以前はサバニも展示されていましたが今は倉庫に入っているそうです。現在は大型(40フィート程)のエンジンつき和船が3艇ほど、後はチョキやニタリの模型ぐらいしか展示されていません。でも、東京湾の和船の特徴が良く出ています。それは細くて長いことと、サバニのキールカーブに似た船型です。キールカーブの5分の盗みは目で見てはっきりわかるほどデフォルメされています。残念ながら展示しているだけでオフセットなどはとられていないようです。2年ほど前、和船カヌーを作り土井さんの層流魯をつけてみようとし横山先生のヨットの設計に出ていたニタリのオフセットを参考に作り始めましたが体をこわしてしまい中断してしまいました。なぜ、シーカヤックかカナディアンだけがもてはやされるのかわかりません。工房の方がもう少し立ち上がったら再度和船カヌーにチャレンジしてみます。

さて、近所での和船情報が2つほどあります。

シーボニアヨットハーバーのカムシン(S&S 木造ヨット)のオーナーであり、wooden yacht club japanの会長でもある小林先生は 毎週 シーボニアの対岸の別荘からハーバーまで和船で魯をこいで渡っています。先生はエンジンつきテンダーも2艇持っていますが和船が気に入っているようです。地元では和船の先生で有名です。

もうひとつは小網代湾の長谷川造船です。現在は、ほとんどカヌー置き場の感じですが、板図も実用になる魯も残っているそうです。社長は注文があれば今でも和船を作れると言っています。かっては時代劇映画用の和船もつくっていたそうです。今はグラスファイバー船の受注も無く大変な様です。実は工房の土地は長谷川造船から買いました。土地の取引のとき、取引より船の話で盛り上がってしまいました。

後、自作関係のニュースです。

横浜の添田さんの横山26(横山カヌー工法)が3月はじめ進水しました。

S&G造船協会2代目会長の飯島さんの息子の洋一君が北京オリンピックのレーザー級に出場が決定しました。洋一君はOPのレースで唯一 親子で作った合板艇で優秀な成績を数々残しています。
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新世代木艇工房 New generation wooden boat studio

URL http://mokuteikobo.com/

E-mail info@mokuteikobo.com


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2008/4/1

網代帆  
新世代木艇工房の府川さんからメールやコメントをいただきました.
早速ネタにさせていただきます。

石井謙治さんの和船史話に よると
網代帆は法隆寺の聖徳太子絵伝に描かれている遣唐使舟が
一番古いようです。
中国から渡ってきた船を見て書かれた絵でしょう。
竹を籠のように編んで平面を二枚作り その間へ空気が漏れないように
笹の葉 (中国にはサトウキビの葉のような大きな笹が あったようです)
を並べてはさみ込めた物を
屏風の構造にして上から下へ折りたためるように してあるようです。
府川さんは この網代帆を再現しようと考えられているのですか。

千石舟の一枚帆より格段に性能が優れていて
追っ手は速いし、上り角度は良いし、縮帆は簡単でした。
飛行機の翼のように 硬い翼は効率が良いのです.
後に 綿布に竹のバテンを付けたジャンク帆に発展します。

瀬戸内和船工房でも 新型のジャンクリグで帆走しようと試みています.
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