2008/9/29

船台つくり  
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自前の船台が無いと 不便なので、作っています.
船を上げる場所は チビ和船が 置いてある場所です。
隣の千頭さんの白く塗った和船は 来月には 壊してしまいます。
FRPを巻いていますと、木部に水が染み込んで腐ってしまっています.
乗る船が 無くなるので、 私の船に乗って魚釣りに行かれたら と
お勧めしています。千頭さんが 使っていた ウインチを使わせて
いただける事に なっているので、一人でも 和船を上げられそうです.
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2008/9/29

竹村さんの和船  
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元船大工の竹村さん 80歳くらい の和船です。
全長は20尺くらいで 私の船と同じサイズですが
側板を付けて 大きく見えています。
台風接近ということもあってか 
お一人で水から 上げられました. 手動の 小型ウインチで
ゆっくり船台をワイヤーで引き上げています.
ヤンマーの単気筒のディーゼルを乗せて
三翼のペラを回しています。
30年前に 自分用の船として 材料を選りすぐって
二年もかけて 仕事の 合間に建造したようです。
FRPの積層は 完全に船が乾いている時に したので
まだ 丈夫に 付いている ようです。
後 数年 乗ったら 引退しようかと 言っていました.
カメラを向けると 逃げてしまうので 船の写真しか撮れません.
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2008/9/26

台風避難  
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台風が来ると言うので 船を上げてみました。
船台が無いので ヨットの台を 借りています.
潮の高い時に 船台に乗せて
人力だけで 三人で 上がりました.
カバーを掛けておけば 雨が降っても 水をくみ出しに
来なくてすみます。
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2008/9/20

山田祐平著 『船大工考』 味岡  
芝藤さんのブログでリンクしている「セーリングヨット研究会」議事録の第33回に,
和船を訪ねる旅(高石敬史)があります。(以下引用)
「三等船大工の呟き」(一)〜(十)など,船大工道具や木造船建造に
造詣の深い山田佑平氏(函館在住)から,著書多数をいただいた縁で(中略)
資料や著書だけでは,木造和船にほとんど触れていない者にとって,
隔靴掻痒の感があるので,出来るだけ実物を見ることにした.(略)」
     *
この山田さんの書いた分厚い本「船大工考」を見ると,
この人は和船研究者には見落とすことができない
昭和の時代の生き字引であることが分かります。
和船にとどまらず鉄鋼船造りでも経験豊富で記録魔的。
82歳,耳が遠いので電話はダメ。ファックスか手紙でなら応じてくれます。
私は一昨日ひょんなことから山田さんとのファックスのやりとりを始めました。
ひょんなことの内容は長くなるので書くのを控えますが,山田さんから
さっそく教えてもらったことの一つを,この場を借りてお知らせします。
山田佑平著「船大工考」はいま日本財団図書館の電子図書になっています。
誰でも読めます。アクセスしてみてください。

ヘミング味岡niwasakizosen@jcom.home.ne.jp
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2008/9/17

瀬戸内海歴史民俗資料館  
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高松に仕事で行ったついでに 瀬戸内海歴史民俗資料館を見てきました.
木造船の展示 建造方法の展示 櫓屋の紹介など
建物と展示物は 良い物がありました。

写真は暗くて 分かりにくいですが、中央の船は船型が
カッターのような洋式の形なのですが
構造や 建造方法は 後から スマント(フレーム)を入れる
和船の作り方のようでした。
カワラが狭くキールくらいの幅しかありませんが、カワラ カジキ タナ
の大板構造です.。
やはり 和船と洋船の折衷の船を造った人も いるのだとわかって、
私が 次に作ろうと思っている 薄板軽構造トリプルチャインの
木造和船も ありなんだ と意を強くしました.

ただ ここには もう 船を専門とする 学芸員が いないという状況で
歴民館としての 機能は 低下しているようです。
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2008/9/15

シーホッパーに直立櫓  
台風に刺激された前線のため 一日中雨でした.台風接近に備えて
クルーザーヨットはシケもやいを取っています.
私の和船も 隣の船の方と協力して船台に乗せて陸に上げ
雨が溜まらないようにカバーを掛けました。
潮が高いほうが スロープを引き上げる距離が短く楽なので
夕方の満潮で上げることとなり
昼間は暇なので 隣人は大潮の干潮を利用してアサリを掘りにゆき、
私はシーホッパーに直立櫓を 付けて実験です。
ハーバー内を走っていると、クルーザーの舫いを沖のブイに取るのを
頼まれたりして 役に立っていました.

今日は軽いディンギーなので 後のデッキに乗るとバウが浮き上がって
しまうので、 操舵棒の手元部分に50cmほどの紐をくくり付けて
船尾から 離れて乗り、ひもだけで 操舵棒を左右に振るだけで漕いでみました。
舵板の動きは 棒の端を離してしまえるので、振幅が大きくなり
推力を出す動きのところが長く取れます.紐だから 押せないので
両端では動きがゆっくりになりますが、ゆっくり漕いでもパワーは出るみたいです。
紐を ゆっくり 引くだけで 疲れないし、エネルギー効率は良いかもしれないと
思います
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2008/9/13

櫓床  
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進水前 私の和船には櫓杭は ありましたが、櫓床は ありませんでした。
隣の船の方に乗って頂いて、色々教えてもらっていますが、
その中に 櫓床を付けないといけないという話がありました。
その指摘を受けるまで私は櫓床という言葉も知らなかったのです.

写真は高知市内の私の店の近くに置いてあるFRPボートの櫓床です。
櫓が向こうの壁に吊るしてあります。櫓杭が錆びてボロボロに
なっていて 使われてないのが一目瞭然です。櫓床は写真で 分かるように
櫓の動かせる角度を制限して櫓杭から外れないようにする物だと
私は思っています. 初心者には 大変 漕ぎやすくなるものですし
早緒と櫓床で 支えられていると手を離しても櫓は安定しています.

高知の櫓杭は高さがあるので、櫓杭に乗っている櫓は船尾横梁と
全く接触しませんし 音もしません。
地方によっては 置座という名称で櫓を櫓杭だけで支えるのでなくて
その座の木部に乗せて動かすので ギッチラ ギッチラという
あの音が出るタイプの櫓の固定具も あるようです。
置座に関して ご存知の方がありましたら コメントしてください
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2008/9/8

向かい風に負けました  
早緒を調節して高速櫓走をしようと 意気込んで出港しましたが
風が強めで といっても白波は無いので ブローで5m/sくらいですが
風上に向けると全然 加速しません。前進はするのですが
風に対して斜めに進もうとすると 舳先が風に吹き落とされます。
船底が平らだし、後に乗って舳先が浮いてるし、速度が遅いので
舵としての効きが悪く 私もちょっと焦ってしまったのもあります。

考えてみれば 速度記録を出そうと思ったら 追い風で走れば
すごいスピードで走れたのに、思いつかなくて 風上にばかり
漕いでました.片手で 軽く漕ぐくらいのエネルギーでは
限度があって当たり前です。一緒に乗ってくれた友人が
もっと頑丈に作って 力一杯漕げるようにしたら
速くなると言っていましたが そのとうりですね。

がっかりして 船体の仕上げ作業を していました。
櫓床の調整とか 敷板の流出防止とか、色々あります。
船のお世話は 大変ですが 楽しいのです.

次回は 軽い船体 15フィートのヨット シーホッパーに直立櫓を
付けて、センターも差し込んで 実験してみようと思っています.
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2008/9/6

早緒  
日本の櫓には漕ぎ手の つかんでいる柄(ツカ つかんでいるから ツカと
呼ぶのか などと馬鹿なことを思ってしまいました.)から
紐が足元の船底と結ばれています.
この紐を早緒(はやお)と呼びます.
初心者は この早緒に常にテンションを掛けて漕ぐ事が難しかったりしますが
早緒が無いものは櫓ではないという意見がでるくらい重要な物です.

櫓下に水中で生まれる揚力は船を前進させると同時に
櫓下を下に押し下げ、櫓杭を支点として、漕ぎ手を持ち上げようとします。
その力を早緒が 受け持ってくれるので 櫓は軽く漕げるのです.

直立櫓の場合 舵板に下向きに働く力は出ませんので
早緒のような櫓の力を保持する物は必要ないようです。
ただ 舵板と操縦棒の角度を制御する ヒモがあります。
船のスピードを制御出来ると私が思っている このヒモは
早緒と名前を付けるに ふさわしい物では ないでしょうか。
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2008/9/4

舵板の柄  
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直立櫓の漕ぎ方を説明する時に、操縦棒と舵板の柄の為す角度が重要なポイントに
なります。味岡さんのご意見のように、わかりやすく見た目どおりの
棒と柄の為す角度です。
私の今の考えでは、船が動き始める時には 棒と柄の角度を70度から60度位に
セットして漕ぎはじめます。
動き始めると ゆっくり 紐を引いて 50度にします。
もっとスピードが上がってくれば 40度、30度と棒と柄の角度が
小さくなった方が推進力を出しつづけられ、スピードも上がるように思います.
速度が落ちれば 紐をゆるめて 角度を大きくします.

紐を引くか緩めるか は操縦している人の手に加わる舵板の抵抗で
加減がわかるようです
要は 舵板に当たる水のアタッケアングルを20度位に維持したいわけです。
方向転換で舵として使いたい時には、紐を 引いて 棒と柄を重ねて固定すれば
舵として最も有効に働きます.

舵板の柄(え)は櫓における柄(つか)と同じ作用をしているように思えます.
櫓の漕ぎ方の研究にもヒントを与えてくれます。
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2008/9/4

和船の船頭さん  
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弟親子と三人で和船に乗りました.
四国八十八ヶ所参りのための笠が和船には良く合います.

舵板の柄と操縦棒の為す角度を制御する紐を手元の黒いクリートに
止めています.
棒を手前に引き寄せているようですが、力は あまり入っていません.
軽く動かせるのです.
黒い舵板は水面の模様で分かるように、写真の上で左から右に動いています.
棒と舵板の柄の角度は60度位でしょうか. 漕ぎ始めのようで舟の後の水面を
見る限りでは スピードは出てないようです.

棒は極軽く動くのですが、左右に一杯振れたあたりでは、少し抵抗を感じ
重くなります.理由はよく分かりません.
左右両端では力を抜いて、舵板の方向転換をして、
また軽い力で返しのストロークに入り
船の真後ろの付近で力を入れて舵板の速度を上げるのが効率良い
漕ぎ方ではないかと思っています.

全体に あまり力を入れないで、ゆったりと大きな動きで舵板の周りの
流れを意識しながら 漕ぐと気持ちよく進むようです。
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2008/9/3

直立櫓が壊れかけています  
今回の実験で片手で軽く漕げる程度の力に抑えたのは
あまり力を入れて漕ぐと直立櫓が 壊れそうだったからです。
水中の舵板の力で棒に捩れの力が掛かっているように見えていました。
陸に上がって見てみると棒に舵板を取り付ける部分が変形して
ねじ穴がゆるくなっていました。

舵板に掛かる力は、水中に入っている部分の半分の深さで
舵板の前縁から25%の所に舵板に ほぼ直角に力が発生します。
この力は棒を捻る力になります。実際 漕ぎながら水中の舵板を
見ていると、 そういう力が加わっているのが良く分かります。
U−チューブの映像も そう見えます。

取り付け部分と棒を丈夫な物にしたら
力を入れて漕げるでしょう。
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2008/9/3

船が作る流れ  
止まっている船で舵板角度ゼロに固定して棒を左右に動かすと
水は舵板の正面から当たります。アタックアングルがゼロで揚力は発生しません。

計算するのに 舵板を左右に90cm/s(1.73ノット) の速度で動かすと仮定します。
 次に船が1ノットで進んでいると仮定します。
船が進んでいるために 舵板には船首から船尾方向に 1ノットの
流れが出来ます。この二つの舵板に当たる流れを合成すると
斜辺が30度の直角三角形になります。舵板には 30度の角度で水が
当たるという計算結果になります。
この状態で舵板角度30度で漕いでも アタックアングルがゼロで揚力が
生まれないから 手ごたえが無くスピードも上がらないのだろうと
思います。25度での実験が この状態なのでしょう。

50度での実験の場合 動き出しでは 角度が大きすぎますが 1ノットの速度になればアタックアングルが20度くらいになり 順調に漕げるのでしょう。

操縦棒と舵板の角度は 船の速度に合わせ 手元で変えていかなければ
いけないようです。
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2008/9/3

千石船はタックが出来ないのか  
千石船を実際に建造して帆走実験をしたのは
亡くなられた阪大の造船科の野本先生を中心とする
SYRA セーリング ヨット研究会です。
リンクをしていますので じっくりお読みください。
大学の造船科の先生のグループですので
レベルが高いのは事実ですが、土居さんの層流櫓を
九大の先生が 高く評価されていたりします。
ろかいの会の方もSYRAに参加されると メリットは大きいと思います
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2008/9/2

舵板の角度を定義する  
操縦棒と舵板の角度を考えてみます。操縦棒に直角な線を基準として
その線に対する角度を舵板の角度とします。
これは船が止まっている状態で 棒を動かした時 舵板の角度と
アタックアングルが同じになるように決めました。
例えば 舵板が棒に直角に固定されていると、棒を動かすと
舵板の正面から水が当たり アタックアングル(迎え角)がゼロになります。
揚力は出ず、船は進みません。

今回の実験では 舵板の角度を25度と50度で 試してみました。
操縦した感じでは、
25度の場合 棒を左右に動かすと船は前進を始めますが、船が安定して進みだすと
舵板の手ごたえが無くなってしまいます。棒を動かすのが 軽すぎる感じです。
これは 船が進む事によって出来る流れにより、アタックアングルが小さくなるのが
原因と 思われます。アタックアングルの減少する角度は
船の後ろに出来る舵板が作る航跡を見れば 一目瞭然です。
この航跡がスピードも示す物と なるようです。
船の速度と 舵板の左右速度が変わると 角度が変化します。

舵板角度を50度に変えますと、手ごたえ十分で 漕いでいるという感じが
楽しめます。左手だけで 一時間くらい漕げる程度の力の入れ方で
1ノットは十分出ていたと思います。

全長 6m 200kg以上ある船ですので まずまずの結果だと思っています。


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