2014/11/30

揺らし漕ぎの実験  
艪を艪杭に乗せ、後ろ向きに立って、艪腕の先端を動かないように
保持する。早緒は一番高い点でピンと張る。
体重を移動させて船を左舷に目一杯傾ける。
握りを左舷方向へ傾ける。
これが実験開始ポジションです。

ここから 体重を右舷に移動させると舟がロールする事で、
水中の艪脚は右舷から左舷に水を切って動きます。
手で引いたのと同じ動きだと思います。

舟が右舷一杯まで動いた時に、いつも漕ぐ時のように
艪腕の握りを右舷方向に傾け、艪脚の水切り角を90度変えます。

舟の固有のローリング周期に合わせて上の動作をすれば
体はあまり動かさず、左右足先の圧力で舟はローリングし
続けます。

頭の中で 明日の艪の実験をシミュレートしてみました。
うまく推進力は出るでしょうか?
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2014/11/27

猪牙舟  
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浮世絵に描かれている舟が吉原通いを連想させる猪牙舟です。
全長は7.5mほどですが全幅は1.4mしかなく細長い船型です。
その快速性と舳先の格好良さは粋好みの江戸っ子にぴったり
だったようです。
幅が狭い復原力が小さい舟なのでヒョコヒョコとよく揺れる舟ですが
揺れを利用して艪を効率良く漕いだという話を聞きます。
どう漕げば良いか考えてみますと、まず単純に水中を動く艪脚の
水を切る速度を速めれば良さそうだと思いつきます。
舟のローリングで艪脚が動くのと同調させて漕げば良さそうです。

釣査船うらどは長さは6mと短いですが全幅は猪牙舟と同じです。
カワラの幅は船首幅所で600mm(弘光舟700)
船尾オリイレで670mm(弘光舟700)
カジキが立っていて他の土佐和船よりもヒョコヒョコしますが
艪漕ぎでは速い船です。
ローリングの固有周期が短いので、手漕ぎの周期と合わせ
やすそうです。次ぎの実験のテーマが出来ました。
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2014/11/25

後半の艪脚の動き  
私の艪漕ぎの師匠は、押し(引き)の動きの最初に
グッと力を入れると教えてくれましたが、
その時にはその理由が理解出来ませんでした。

良く撓る檜艪を漕ぎだして意味が分かってきました。
艪脚の平面を押す方向に45度角度をつけて
(水切り角45度)押しの始にグッと力を入れて漕ぐと
艪脚で水を掴む感じ、水に当たる艪脚面への水圧と
反対面に渦が出来て圧力が低下して揚力が出る、
二つの力を合わせて水をグリップしている感覚が生まれます。
この力の前進方向成分は舟を推し進めますが
同時に艪脚を撓らせる方向にも働きます。

押しの動きの後半では、
その撓りが戻って水を後ろに蹴りだします。
これが推進力の大きな部分になるので
撓る艪は進む と言われるのでしょう。

翼理論で単純に考えると艪脚の没入角が大きい方が
推進力は大きそうなのに、40度以上では漕ぎにくく
スピードも出ない、
艪脚の没入角が小さくなる座って漕ぐ場合でも
推進力はあまり変わらなく感じられるのは
後半の撓りの戻り運動による水の蹴りだしを考えると
納得出来る所があります。
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2014/11/25

鳶とクマンバチ  
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横浪半島の断崖の上の展望所でお昼を食べていると
沢山の鳶が羽を動かさずにクルクルと輪を描いて定常翼理論の
見本のように飛んでいました。暖かな風の弱い日でした。
南からのサーマルの風が崖を吹き上っているようです。

近くを飛んでいるクマンバチは忙しく羽ばたいています。
1973年にワイスコフの非定常翼理論が発表されるまでは
小さな羽のクマンバチは定常翼理論的には
飛べないとされていたそうです。

羽ばたくと羽根の下面では空気を押し下げ上向きの力が出ます。
羽根の上面では渦が出来て圧力が低下し揚力が出ます。
飛行機の翼の定常翼理論よりも羽ばたく翼理論では
二倍の揚力が出るそうです。

艪漕ぎの押し(引き)の動作の前半では
水中部分が鳥の羽ばたきと同じような動きをしているようです。

後半は違っていると思われます。
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2014/11/21

セキ台が付きました  
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土居さんは頑張ってセキ台の難しい木材の取り付けを
仕上げました。ひと段落です。
セキ台は土佐の舟に特有な外に張り出したコベリ、防舷部分です。
甲板のFRPとパテ付け研磨は平田さんがやっています。
前の持ち主も見に来ました。
春には一緒に釣りに行くことになりそうです。
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2014/11/17

艪漕ぎでバック  
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釣査船うらどと檜艪に三島式艪受けを取り付け艪で
後進をする練習をしています。
艪脚が水を切る角度を前進の時と90度変えてやると
艪脚を押す水の力が前から後ろに変わります。
艪が後ろ向きの推進力を出すと、艪杭から外れてしまいますが、
三島式は外れないようになっているのでバックが出来ます。
早緒が役に立たないので握っている位置の高さも
手で保持しないといけないので、ちょっと難しいです。

写真は係留した状態で練習しています。岸壁からのロープが
ピンと張られて後進の力が出ているのが分かります。
時々間違えると舟が進んで舳先が岸壁にあたります。
港の出入りやスピードを落としたい時には便利です。

他にリーボードを固定する紐と金具を付けました。
セールの取り外しを簡単にするのにブームエンドの金具を
取り替えました。
パドルにボートフックの金具を付けました。

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2014/11/11

トダテ板  
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トダテ板を切り出しました。杉の木目が綺麗です。
上の根曲がり板にはフレームを原図から移してきて、
切り出す用意をしています。
両方の板にはベルトサンダーで磨きをかけました。
下手がカンナを使うと還って駄目にするので
サンディングで表面を仕上げようと思います。
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2014/11/11

セキ台  
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安岡さんから頂いた20尺和船の修理が急ピッチで進んでいます。
前後の甲板が仕上がり、FRPの剥がれていた部分は平田さんが
パテ付け後FRP積層完了、
最後のセキ台の取り付け作業が手間取っています。
セキ台を横から見たカーブ少し下げて付けるために、
取り付け梁の作りなおしなど作業量が増えました。
土居さんは雨降り以外は作業に通っています。
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2014/11/10

浦戸リーボード  
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浦戸の上り性能を向上させるために写真で立って持っている
リーボードを使ってみました。
和船にはセンターボードケースが無いので、
センターボードを風下船側に付けると
リーボードと呼び名が変わります。
風速4m位の北の風です。リーボード無しでは船首が風上に
向いていても横流れでアビームちょい上りを行ったり来たりですが
リーボードを風下船体のマスト真横に付けると、横流れが止まり
風上に向いて走りました。今日は手で持っての帆走でしたが
ロープを使って船側に固定する方法を考えましょう。

上れる自信が付いたので湾内の広い方に出て行きました。
後半 白波がチラホラ風上に見えるくらい風が上がってきて
アビームで航路を横切って帰港するときには5ノットくらいまで
スピードが上がり、快走しました。
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