カヌーを漕いでいて思うのは川も海もという人が意外に少ないこと。川を漕ぐ人は海は岸がないから怖い、潮流などで流されたらどうするの?と言われ、海の人は岩で頭打ったりはりついたりしたら怖いという。この場合もちろんゆるやかな中流から下流域の川や穏やかな内海の沿岸沿いなどはあまり関係ない。
まず両方経験した立場からいっとくと潮流で流されるようなところには普通いきなりいかないし、潮流は時間などはっきりわかっていて急に流れてくるなんてことはない。
また川の中で岩にあたらないことはないが、海の岩(特にフジツボなどはきれる)と違い常に流水の中の岩は比較的丸くとがってない。私自身何度も川で沈して頭うったけど、ヘルメットをちゃんとかぶっていればそうそう事故はおきない。いわいるホワイトウォーターで遊ぼうと思うと沈して流されたり岩にあたるのは実は普通のこと。
もちろんファルトやレクレーションカヤックなどでのゆるやかな中流から下流域の川や穏やかな内海の沿岸沿いなどはほとんど沈することはない。バイクでモトクロスを見てスクーターもこけて怖いと思うのと同じで、カヌーというだけでまったく別物。
ちょっと話がそれたけど、お互い食わず嫌いが強く一旦慣れてしまった環境が心地いいのが強いのではないかと思われる。
最近特に両方いくようになって川に行くと海、海にいくと川のそれぞれに良さを再認識することが多い。(難点はカヌーが2艇いることか・・・)
あと技術的な話だけど、川と海というよりホワイトウォーターカヤックとシーカヤックはリーンのかけ方が違う。特にキールがあるかないかも大きいのだが、ホワイトウォーターカヤック(ロデオ艇を含む)は曲がるときは曲がるほうに傾ける。そして体重の移動で曲げていく。それに大してシーカヤックは長いしキールがあるのですぐには曲がらない。そこで右に曲がるときは左に傾けて左の接地面積を増やし、左のスピードをあげることで右に曲げていく。この体重の移動と曲げる原理が違うので知らないとうまく対応できない。
川で曲がる逆に傾けるとデッキに水がのって沈する。いわゆるカミチン。ロデオで昔のスターンカットなどはこの動きを利用して艇を立てる。海では曲がるほうに曲げると曲がれないので波に流される。ただ波が大きく一気に方向かえれるようなときは内傾のときもあるがそこまでいっても仕方ない)どちらも当然思うように操れないので怖い。面白いことにまだカヌーして間もない初心者はなにも考えないのでかえって両方うまく乗れる。逆に上級者ほどこのリーンの動きは根本的な動きなのでどうしてもクセがでてしまう。私もたまにわかっていて逆になって困るときがある。まあでもわかってしまえばそれだけのこと。
両方のるといままでの楽しさが倍増どころか3倍増になる。さあいろんなカヌーを体験してください。