一人でいるので
幸いたくさんある居酒屋のキャッチには
ぜんぜん声をかけられないので、
ゆっくり探せたが、
ココからが問題。
上の方にある看板をキョロキョロ
探さなくてはならない。
そんな動作をしていると絶対に・・・。
「おねぇ〜さん、どうしたの〜??
なに?一人〜??うちの店こない??」
・・・
思ったとおりだ。
こうしてホストに声をかけられてしまう。
「大丈夫でぇ〜す。」
そういいながらかばんを持ち直し更におくに進む。
「えぇ〜いいじゃん。なに?暇なんでしょ??」
結構しつこい。。。
たいていのホストは、この辺で引き下がるのに。。
「暇じゃないよ。待ち合わせしてるし。」
そういいながら歩いていても付いてくる。
「ふぅ〜ん。そうなんだ。男??」
「誰でもいいでしょ。」
「えぇ〜だって気になるもん。教えてよ〜。」
・・・
あまりのしつこさに一度止まって
そのホストの顔をニラむ。
「しつこいな。。。。あ・・・」
い、意外と童顔。
てか16歳とかじゃない!?
「あっ、やっとこっち向いてくれた〜。」
ニコっと笑う顔は営業なれしているのか
非常にかわいらしいが、
どう見ても成人しているようには見えない。
「どうしたのそんなに見つめて〜ほれちゃった??」
あどけない表情で一著前のことを言ってくるが
心配になって思わず出た言葉が、
「あんた、未成年じゃないの!?」
一瞬驚いた顔をしたそのホストは
ポカーンとした表情でこっちをみて、
「ぶっはっ」
っと噴出した。
「お、おねぇさん面白いね。
マジそんな心配した顔で言われたの俺ハジメてだよ!!
俺、おねぇさんの事気に入っちゃった。
ねぇ、名前教えてよ!」
「えっ、嫌よ。そんな、教えるほどの名前じゃないし。
ちょっと私、待ち合わせしてるんだから。行かなきゃなの。
ほかをあたってよ。」
「だってどぉ〜せ迷ってるんでしょ?今日は送って行ってあげる。」
「結構です。」
そういって歩き出そうとすると、
前に回られて、立てひざを突きながら両手を合わせらてる。
「このとぉ〜り、僕に送らせて!!なんにも、本当に何にもしないから。」
繁華街の真ん中でホストが立てひざ付いてお願いとか。。
非常に注目が集まる。
「や、やめてよ!!!」
「嫌だ!!送らせてくれないと、ずっとこうしてる!!!」
「わ、分かったから!!!!!!」
根負けだ。
やった〜♪
そういいながら立ち上がった彼はご機嫌そうな笑顔で
隣に来る。
「で、ドコに行きたいの??」
「・・・・・☆☆って居酒屋。」
「マジか!!あそこむかしすぐそこにあったんだけど、
リニューアルして今ちょっと分かりずらいところなったんだよ!」
・・・・。
「ねっ、俺がいてよかったでしょ?」
そう、ホストは微笑んだ。

0