エイベが小ネタ出してるのでつつきたいんだが、毎日の連日の燃料投下でこれがすっかりご無沙汰に。
Warcraft3拡張版 The Frozen Throne
Legasy of the damned/呪われし者の遺産
5.Dreadlord's Fall/ドレッドロードの没落
それと時を同じくして、プラーグランドでは、シルバナスと彼女の忠実な部下達が、ドレッドロード軍に対する次の襲撃について計画を練っていた。
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「いいわぁバリマスラス。デセロックの要塞まで真っ直ぐ来る事が出来たわ。でも、あのヒューマンはなんなの?」
ゲートの前にフットマンなどヒューマンの戦士が突っ立っている。
「デセロックは毒電波でヒューマンの指揮官をコントロールしているんだよ。グラボンだったか、ジリソスだったか、そんな名前だったよな。みんな同じ顔に見えるけど」
その気持ち、俺も分かるよ。最近のアイドルとかみんな同じ顔してるもんな。……でも、スケルトンよりは見分けつくような気がするよ。
「ヒューマンが最後の抵抗をしてきた時、デセロックは蹴散らさずに乗っ取ったのだ。砦の中に拠点を維持している」
「あら。お馬鹿さんみたいな顔してる割にはなかなか賢いじゃないの。彼の軍隊はかなりのものだわ」
「そうだろう。おぬしのしみったれた軍では城壁も破れまい」
「城壁なんか攻撃しないわよ」
「あそ。じゃ、こっそり行くのだな」
こっそり行こうとしたバリマスラスは銀茄子に呼び止められる。
「バンシーが憑依したヒューマンでゲートを開けさせるの」
「それは……すぐバレるぞ」
「素早くやればいいのよ。デセロックは何に襲われたのかも分からないままでしょうよ。おほほほほ」
寄ってきたバンシーに飛びかかろうとしたフットマンに、物陰に隠れていたバンシーが憑依。
「あなたは誰のしもべ?」
「ダークレディ様です!靴でも何でもなめます!」
見事に操られたフットマンが何食わぬ顔で要塞に戻り、見張りのネクロマンサーがゲートの扉を開かせる。そして、そこを一気に襲撃。ゲートを押さえ、そこから一気に侵攻。
「二つの基地のうち片方くらいは叩けるわ。でも、もう一方が攻撃の態勢を整えるのも時間の問題ね」
普通にやればヒューマン基地を攻撃するよな。近いし。
「俺はグラボンでもジリソスでもねえ、ガリソスだ!命にかけても主をお守りする!」
中ボスさんの登場だ。お前ら今、主いるのか?騎士の誇りのような事を言うが、実際、その子分のナイトがみんなバンシーに取り憑かれて寝返ってると思うんだ。寝返らせるのにもってこいだし。
「混乱した怪物ね。可哀想に」
お前が言うなシルバナス。
やがて朝がやってくる。襲撃の事は敵の陣営に知れ渡る事となる。そして激怒したデセロックが襲いかかってくる。
「このおおおお!う、う、う、裏切り者めえええええ!良くも裏切ったな!俺はここの支配者になるはずだったのに!うわああああん!」
突撃してきたデセロックを蹴散らし、基地も制圧。デセロックの力がなくなると、グラボンの洗脳も解ける。
「呪いが解けた。悪夢は遂に終わったのか?」
悪夢だったのか。ノリノリだったじゃん。そんなジリソスの前に現れるシルバナス、色めき立つ彼と彼らの子分。
「落ち着きなさい、ヒューマン。喧嘩したい訳じゃないのよ」
「なんの用だ、エルフの魔女!」
「私たちには共通の敵がいるわ。あなたの王国を支配している最後のドレッドロード、バルナザールを始末するのを手伝ってくれたら、あなたの土地が戻ってくる事を保証するわ」
「けっ。誰が信じるか。貴様は最初に我々を追い立てたスコージの一味だろう」
「私は自立する女性よ。興味があるのは復讐だけなの」
「……ふん。いいだろう。残りの部隊を集めて、ゲートの外で待っているぞ」
含みのあるしゃべり方でそう言い残し、グラボンは去っていく。
「ちょっと待て。奴らに土地を帰す気なんて無いよな?」
バリマスラスがぼそっと聞いてくる。
「当然よ。あいつらは目的のためのただの道具」
「日ごとに我々に似てくるな、姉ちゃん」
「おほほほほ。見てらっしゃいな」
シルバナスってドレッドロードも見下してそうだから、似てきているとか言われると嫌悪しそうだけど、平気なのかね。