のまネコ米酒のポータルサイト、
beisyu.comがオープンした。しかし、その内容は法的に穴だらけのお粗末なものだった。
先日、寄せられる批判を無視し続け、ついにのまネコ米酒の発売をはじめた大栄食糧が、今度は閉鎖状態だったサイトを復活させた。
サイトの内容は商品の紹介と通販がメイン。全体的に情報が少なく寂しい印象を受けるかも知れない。
その、情報の少なさがかなり問題である。開示すべき情報や記載されるべき注意文などが抜け落ちているのだ。
特定商取引法・通信販売の項目では、2.通信販売に対する規制(1)広告の表示(法第11条)に於いて、最大14項目の表示を義務づけている。
beisyu.comのサイト内を見てみよう。
まず、「5・事業者の氏名(名称)、住所、電話番号」「6・事業者が法人であって、電子情報処理組織を利用する方法により広告をする場合には、当該販売業者等代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名」この項目に該当する情報がどこにも記載されていない。
また、税別の価格表示にもかかわらず、加算される税額も明記されておらず、返品に関する情報も記載はない。
これらの情報について「ただし、広告の態様は千差万別であり、広告スペース等は様々です。よって、これらの事項をすべて表示することは、実態にそぐわない面があるので、消費者からの請求によって、これらの事項を記載した書面を別に送ることを広告に表示している場合には、次のとおり広告の表示事項を一部省略することができることになっています。」とあるが、返信されるメールに含まれる情報は「後日当方より発送日・料金など合わせてメールにてご連絡させていただきます。」と言う記述に留まり、どれだけの情報が記載されているのか明確ではない。
記載された情報に関しても重要な情報が「特典など」の『など』に含まれてしまい、分かりにくい印象を受けた。
一般的に、こう言った情報は「通信販売の法規(訪問販売法)に基づく表示」のページを作り、列記することが多い。
また、義務づけられてこそいないようだが、未成年者の購入を防止するための取り組みとして、未成年者への販売をしない旨を表示すべきであろう。さらに、利用者の個人情報の保護に関する記載も見当たらない。利用者の個人情報を誰かに流したとして、利用者がそれを知ってクレームをつけても、利用者の個人情報を保護するとはどこにも書いてない、と開き直ることも出来る。もっとも法律がそれを許さないが。また、酒類であるにもかかわらず、アルコール度数などが記載されていない。中身に関する情報が全くないのだ。見た目で酒だとは分かるが、サイトを見ていると本当に酒なのか分からなくなるとの意見もある。
この穴だらけのサイトだが、オープンした直後だというのにアクセスカウンターは10万を超えている。カウンタが10万からスタートしているためだろうが、これはこれだけ注目された商品だ、人気の商品なのだという誇大広告に繋がるのではないだろうか。
なお、酔った状態で入浴すると、beisyu.comのロゴ画像のように白目を剥いて倒れることもあるので、入浴の前に酔いを醒ますことをお勧めする。

0