よく「世界最大」「世界最強」と呼ばれる4000形蒸気機関車 通称 ”Big Boy”
このBig Boy、出力6000馬力を超え、全長40.5m、テンダーを含めた重量は540トンにもなる。過去の試作車両を除いた 量産機関車としては間違いなく世界最大最強である。4000〜4024までの25両が製造された。
全長40.5mと言うのは、日本の蒸気機関車(テンダー機関車)重連の長さとほぼ同じ。
Big Boyは、設計では5000トンの貨物を130km/hで牽引できるようになっている。実際には3300トンの貨物を牽引し80km/hで峠を越えた。
4-8-8-4という軸配置から一見すると「マレー式」と思いがち。実はマレーではない。そもそもマレー式とは、ボイラーで作った過熱蒸気を車体後部の「高圧シリンダー」に送り後部ユニットを駆動、その蒸気を排気せず配管を通して車体前部の「低圧シリンダー」に送り前部ユニットを駆動する方式。「複式マレー」「複式関節型」とも呼ばれる。
これに対しBig Boyは、過熱蒸気をボイラーから4つのシリンダーに直接送っている。この方式は呼び方がないため、便宜上「単式マレー」または「単式関節型」と呼ばれる。ただし、単式マレーは正式な名称ではない。
正式には4000 Series(4000形)と呼ばれる。”Big Boy”は あだ名である。
ALCO社で製造、部分的に完成していた4000形蒸気機関車にチョークで ”Big Boy”と 落書きされた。これがもととなり通称 Big Boyと呼ばれるようになった。
模型ではN、HOともにモデル化されている。HOでは、Athearn Genesis、Broadway Limited Imports、RIVAROSSI、Trixからモデル化されている。その他ブラス製もある。
今回、Athearn GenesisのBig Boyをオーダーした。

Broadway Limited Importsでは約¥5万前後、Trixでは¥10万超。Athearn Genesisでは¥6万前後だが、¥46500にて新品を入手。

箱を開けると中には立派な冊子が。歴史、モデルについて、サウンド&DCCについて・・・など9項目14ページとなっている。無論であるが、当然のこと英語で書かれている。

他のメーカを含め、海外製のHOスケールではDCCオンボードが当たり前である。蒸気機関車ではサウンド搭載も普通である。ただし、DCCコントローラー専用で、アナログDC(KATO製 パワーパックスタンダードSなど)は使用不可というものも多かった。最近では、高周波・パルスでなければアナログDCでもサウンド(走行音のみで警笛などは制御できない)を出せるようになっている。つまり、走行音だけでよければ、KATO製 パワーパックスタンダードSが使える。ただし、TOMIX製のN-1000CL、KATO製のKC-1、KM-1など常点灯機能付のコントローラーを使うと機関車搭載のデコーダーが焼けてしまう。
今回購入したAthearn GenesisのBig Boy、アナログDCでも製品付属のリモコンで警笛やベルが制御できる。最近話題の天賞堂サウンド搭載も、海外システムでは当たり前のように販売されている。

アナログDCコントローラを使う場合、コントローラーはデコーダーに電気を流すだけに使う。加減速、進行方向転換、ベル、警笛はリモコンにて制御する。
アナログコントローラー自体でも速度調節はできる。

ヘッドライト、ナンバーボード、バックランプが点灯。DCC基盤を経由して送電されるため、速度による明るさの変化はない。
走行サウンドは車輪の回転に合わせて鳴るようになっている。停止状態(デコーダーでモーターへの電気を遮断している状態)で車体を手で押すと車輪が回転する。この場合でもドラフト音が鳴る。

動輪は4軸セットで左右に動くようになっている。そのため巨大な見た目に似合わず小半径カーブを曲がれる。現在、R670は自分で確認。

テンダーは2軸台車+5軸の計7軸という迫力。

Big Boyと制御用リモコン
最後に即席の動画を。
4000 Series - Big Boy