
Leica M6 with SUMMICRON 50mm
1933年にW.M.ヴォーリズが竣工させた名建築。
御堂筋側のアメリカンゴシック調のエントランスや
アラベスク調の一階エレベータホールも見事だが、
ディティールにもけっして手を抜かないのが
名建築が名建築である所以である。
この階段柱の美しさもそんなひとつ。
細部を切り捨て単純な直線ばかりで構成された
近ごろの建築とは、
作り手の心意気が違うのである。
ディティールが集積・密集しひとつのものができる。
考えてみれば、自然に存在するものはすべてがそうである。
ガウディにしろ誰にしろ、
かつての建築家のほうが自然との共存を
いまよりよほど考えていたことは驚くばかりだ。
中二階には喫茶室がある。
ここはぼくが子供の頃、
チョコレートパフェを食べたパーラーだった。
いまはヴォーリズをテーマにした喫茶室になっている。
その名建築を眺めながら、
午後のコーヒーを飲むのもいい時間となる。
禁煙がツライですけど...。