あ〜もしもし
はらでぃさん?がちゃです
あの〜今日行こゆうてた渓ね
アサイチからやってみたんですが
増水、濁り、魚影なしです
えぇえぇそうなんです
しやから来てもあかんと思います
そうです そうです
また今度にしましょ
ぼくももぉ帰ります
朝10時に現地で会う約束をしていた友人に
8時前には電話を入れた。
フライで攻めるには少々厳しい状況だった。
解禁してまだ3日目だというのに、釣人などひとりもいない。
その理由は明白だ。
20年度は稚魚放流しましたが
21年度は放流はしません
管轄漁協のアナウンスである。
成魚放流のない川など興味の対象外
という釣人のなんと多いことか。
ちょっと上流の方
覗いて帰ろ
クルマで源流部へ向かう。
途中出会ったおばぁちゃんから
釣れるなら橋の下やと思うで
と根拠のないアドバイスをもらった。
その橋は、すぐに見つかった。
集落の中にある小さな石の橋。
川幅が両岸の岩盤で極端に狭くなっている。
Raytuneをキャストし
期待もないままリトリーブすると
わらわらわらわら
と魚影がついてくる。
ア
ア
アマゴやないかぃさ
まったく年寄の云うことは聞くものである。
圧倒的に魚影は薄い。
しかし釣れる魚たちは、とびきり美しい。
ぼくはこんな渓が好きだ。
けっこういいサイズのチェイスもあったけれど、
季節はまだまだこれからだ。
自宅から1時間半。
今年も忘れられたあちこちの渓のアマゴたちを
探しに出かけよう。