日曜日から福井のあたりをウロついていた。
ウロつくといっても仕事である。
どこかええロケーションはおまへんか
と
あちゃこちゃウロついたりするのである。
で、夜明け前の水辺に立って、
太陽はどのあたりから出るのでせふ
と
大の男たちがコンパスと地図と資料を懐中電灯で照らしつつ
喧々囂々 己の経験値を振りかざし主張するのだが
ま あの山の凹んだあたりちゃいますやろか
と
結局は曖昧な結論に落ち着いたりする。
はたして太陽はその隣の山から顔を出したりして
慌ててセットしたカメラを修正したりするのである。
このデジタイズされた時代に、
男どもの勘に頼ってばかりもいられない。
本番で ありゃりゃ は許されないのだよ。
家に帰ってさっそくiPhoneのアプリケーションを検索する。
男たちの勘に勝るアプリはないかと検索する。
スヴァらしい。
実にスヴァらしいモノが見つかった。
海外のアプリだが使い方はカンタンだ。
GPSが現在位置を認識し、
指定した日時の太陽の方向、角度の
完璧なデータをはじき出す。
日の出、日の入りの場所などオチャノコサイサイなのである。
驚くべきは、このカメラ機能との連動である。
アプリからカメラを立ち上げると、
指定された日の太陽の動きをシミュレーションする。
冒頭の写真は日没時に我が家のバルコニーから
西向きにiPhoneを向けたもの。
4時52分日没の少し前に撮ったのだが、
太陽の沈む位置、時間を完璧に映し出していた。
もちろんカメラを上下左右に振ると
このシミュレーション映像はシンクロして動くのである。
これさえあれば、
ロケハン時に本番での太陽位置の確認に苦労することもない。
暗い渓で撮影するとしても、
何時何分にあの山に太陽がかかるから
一気に光はなくなります
などとライブビューで確認できるという訳だ。
いや、しかし。
スゴイ世の中になったものだ。
おぃ 蜘蛛。
キミもデジタルを導入しなさい。
もっと効率的かつ確実に餌が穫れるかもよ。
なに?
いままでやってきた方法でなんの不自由もない?
ソレがなかったら困るようになったら
余計に不自由やないか?
うーむ なるほど ごもっともです。