2008/11/12
マイケル、工藤と2対2 大型トレード 二岡、林 獲得 野球
マイケル、工藤と2対2 大型トレード 二岡、林 獲得(The Hokkaido Shimbun)
巨人はマイケル中村を加え、救援陣を強化する

プロ初の1試合4安打を放ち、球団マスコットから祝福のキスを受ける
日本ハム・工藤隆人=札幌ドーム

『日本ハムが巨人との大型トレードに成功したことが10日、明らかになった。巨人から二岡智宏内野手(32)と林昌範投手(25)を獲得し、マイケル中村投手(32)と工藤隆人外野手(27)が巨人に移籍することで合意。日本ハムはチームを支えてきた守護神を放出し、最大の補強ポイントであった右打者と左腕を獲得した。
日本ハムへのトレードが決まった二岡

林昌範投手(左)にボールの握り方を教えるマーク・クルーン投手(右)
=川崎市・よみうりランド

日本シリーズ中に水面下で進められていた大型トレードがまとまった。右の強打者と左腕を求めていた日本ハムと、終盤を任せられる投手の獲得を目指していた巨人の思惑が合致。日本ハムのマイケルと工藤、巨人の二岡と林の2対2の交換トレードが合意に達した。
日本ハムは、今季で2年契約が切れるマイケル放出の方針を早くから固めていた。今季1億7000万円という高年俸を考えれば、来季2億円以上要求されることは必至。今年9月にドラフト入団選手として最速となる通算100セーブを達成したが、3年連続で登板数とセーブ数は減少しており、来季33歳という年齢も考えれば、高額年俸に見合った活躍をすることは難しいと判断した。
だが、資金豊富な球団からすれば、独特なフォームと球筋で打者を翻弄するマイケルは魅力的な投手だ。今季も46試合登板で28セーブ、防御率2・14の好成績を残している。球団は同一リーグを避け、セ・リーグの球団と交渉を続けてきた。
チーム打率、得点、本塁打、打点といずれもリーグワーストだった事情から、最大の狙いは右の強打者。当初は横浜の吉村にターゲットを絞ったが、まとまらなかった。交渉先を巨人に変更し、複数トレードで折り合いがついた。
獲得が決まった二岡は、走攻守3拍子揃った巨人の中心選手だ。今季はふくらはぎの故障や不倫騒動などで31試合出場にとどまったが、昨季は主に5番に座り、打率・295、20本塁打、83打点をマーク。日本ハムは、環境を変えれば再び活躍できると判断した。
もう1つの補強ポイントだった左腕も、同時に獲得した。林は昨年末に左ひじを手術して今季は11試合登板だが、昨季前半まではセットアッパーとして活躍した実績がある。今季、日本ハムで1軍に定着したリリーフ左腕は新人の宮西だけ。オフには歌藤、中村と左腕2人を戦力外にしており、左腕獲得は急務だった。
今回のトレードにより、勝利の方程式は白紙になった。セットアッパーの武田久は不調のままシーズンを終えている。終盤を信頼して任せられる投手が不在のまま、守護神を放出した。3年連続Aクラスの原動力となった野球を捨ててまで、チームを変革しようとしたフロントの思惑が吉と出るのか。来季、その真価が問われる。』
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両球団・選手共にプラスになるトレードになってほしい。
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日本ハム・工藤隆人=札幌ドーム

『日本ハムが巨人との大型トレードに成功したことが10日、明らかになった。巨人から二岡智宏内野手(32)と林昌範投手(25)を獲得し、マイケル中村投手(32)と工藤隆人外野手(27)が巨人に移籍することで合意。日本ハムはチームを支えてきた守護神を放出し、最大の補強ポイントであった右打者と左腕を獲得した。
日本ハムへのトレードが決まった二岡

林昌範投手(左)にボールの握り方を教えるマーク・クルーン投手(右)
=川崎市・よみうりランド

日本シリーズ中に水面下で進められていた大型トレードがまとまった。右の強打者と左腕を求めていた日本ハムと、終盤を任せられる投手の獲得を目指していた巨人の思惑が合致。日本ハムのマイケルと工藤、巨人の二岡と林の2対2の交換トレードが合意に達した。
日本ハムは、今季で2年契約が切れるマイケル放出の方針を早くから固めていた。今季1億7000万円という高年俸を考えれば、来季2億円以上要求されることは必至。今年9月にドラフト入団選手として最速となる通算100セーブを達成したが、3年連続で登板数とセーブ数は減少しており、来季33歳という年齢も考えれば、高額年俸に見合った活躍をすることは難しいと判断した。
だが、資金豊富な球団からすれば、独特なフォームと球筋で打者を翻弄するマイケルは魅力的な投手だ。今季も46試合登板で28セーブ、防御率2・14の好成績を残している。球団は同一リーグを避け、セ・リーグの球団と交渉を続けてきた。
チーム打率、得点、本塁打、打点といずれもリーグワーストだった事情から、最大の狙いは右の強打者。当初は横浜の吉村にターゲットを絞ったが、まとまらなかった。交渉先を巨人に変更し、複数トレードで折り合いがついた。
獲得が決まった二岡は、走攻守3拍子揃った巨人の中心選手だ。今季はふくらはぎの故障や不倫騒動などで31試合出場にとどまったが、昨季は主に5番に座り、打率・295、20本塁打、83打点をマーク。日本ハムは、環境を変えれば再び活躍できると判断した。
もう1つの補強ポイントだった左腕も、同時に獲得した。林は昨年末に左ひじを手術して今季は11試合登板だが、昨季前半まではセットアッパーとして活躍した実績がある。今季、日本ハムで1軍に定着したリリーフ左腕は新人の宮西だけ。オフには歌藤、中村と左腕2人を戦力外にしており、左腕獲得は急務だった。
今回のトレードにより、勝利の方程式は白紙になった。セットアッパーの武田久は不調のままシーズンを終えている。終盤を信頼して任せられる投手が不在のまま、守護神を放出した。3年連続Aクラスの原動力となった野球を捨ててまで、チームを変革しようとしたフロントの思惑が吉と出るのか。来季、その真価が問われる。』
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