原巨人、日本一奪回!地球最高の名将!!(The Hochi Shimbun)

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◆日本シリーズ第6戦 日本ハム0―2巨人(7日・札幌ドーム) 北の大地で、原巨人がついに頂点に上り詰めた。遠かった。長かった。歓喜の輪に飛び込んだ原監督が、何度も宙を舞った。現役時代つけた背番号よりも2つ多い10度。両手両足をいっぱいに伸ばして、至福の時間に酔いしれた。
勝利監督インタビューでは腹の底から叫んだ。「
日本一を奪回しました!」。巨人の指揮官に初めて就任した02年以来7年ぶり。日本一2度は、師と仰いだ故藤田元司、王貞治、長嶋茂雄といった巨人歴代の名将に並ぶ栄誉だ。「
選手が頑張ったし、ファンのみなさんも一緒になって応援してくれた。長いシーズンを日本一で締められた。我々は間違っていなかった」。潤んだ瞳から涙がこぼれないよう、少し上を向きながら、思いのたけをはき出した。
3勝2敗と王手をかけて再び乗り込んだ敵地・札幌。試合前、指揮官は監督室に内海を呼んだ。「
本心から言えば、お前を先発させたいが、今日は東野に先発させる。ただ、即座に助け舟を出す状況になったらお前さんを出す」と伝えていた。
試合が始まると、その東野が右手甲に打球の直撃を受けてまさかの初回途中降板。ベンチには暗雲が垂れ込めた。
これを救ったのが、まさしく内海だった。監督の言葉に胸を熱くしていた男は心身とも準備万全だった。6回途中まで4安打無失点と圧巻の投球を披露した。最後の試合で究極の“
危機管理”が実を結んだ。「
内海はいい投球だった。あの(2人だけの)ミーティングをやっておいてよかった」と胸をなで下ろした。
全体ミーティングでは「今日決めよう!」と必勝を誓った。毎回安打で走者を背負ったが、中継ぎ陣の踏ん張りと、鉄壁の守備で日本ハムにホームを踏まさせず、13残塁させた。9回は2死二、三塁と絶体絶命のピンチも「
クルーンが抑えてくれると信じていた」。選手の力を信じて、腹をくくった采配を最後まで貫き通した。
今年の巨人には、西武に第7戦で惜敗した昨年の日本シリーズと、決定的な違いがあるという。「
打線が相手チームの先発投手を見ないで戦えることだ」と言い切った。昨年の日本シリーズでは、対戦投手の左右に応じて2番や5番を組み替えてきたが、今季は7番まで不動だった。この試合で奪った2点はどちらも2死から。グレードアップした09年型打線の勝負強さも光っていた。
原監督が一番嫌うこと。それは“背伸び”をすることだ。「
かかとを上げてその場で立つと、1分と続けられない。たかだか10センチ程度しか高くならないのにね。人生においても、絶対背伸びをするようなことはしたくないんだ」。背伸びをしすぎて、大切なことを見逃したり、間違った方向に歩き出すわけにはいかない。だから、選手にも常々、「
地に足をつけて戦おう」と言ってきた。そんな指揮官の信念は今、完全にチームに浸透している。
ゼロから築き上げた巨人の日本一奪回への道は、最高のフィナーレで完結した。
◆ビールかけ最高です! ○…巨人の日本一祝勝会が札幌市内にある宿舎の地下駐車場で行われた。冒頭、滝鼻オーナーが「
心から感謝しています。これから原監督を中心に思い切って、おいしいお酒を飲んで暴れまくって下さい」とあいさつ。原監督が「
新たな歴史と伝説を作りました。きょうは皆さんで大いに分かち合いましょう」と続いた。主将・阿部が「
みんなきょうは格好良かった。最高。じゃあいくよ。乾杯!」と絶叫し、ビールかけを開始。ビール2000本、シャンパン250本が泡と消えた。』
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