2017/4/13  23:18

この国は、いい国?悪い国?  

ヘロン 「行っちゃったね。」
ホロン 「賑やかだったね。」
明希子 「ヘロンさんとホロンさん?」
ヘホ  「な、何?」
明希子 「何か、隠してます?」

へホ  「な、何を?」
明希子 「女王様は、どうして私を夢の国に呼んだ
     の?」
ホロン 「ギクッ!」
ヘロン 「ギクッ!も、思わず言っちゃったじゃな
     い!どうしてギクッ!なのよ?私たち、後ろ
     めたいこと何もしてないでしょ?」

ホロン 「だって、なんとなく脅されている気がした
     んだもん。」
明希子 「教えてください。どうして私は夢の国に呼
     ばれてきたの?」
ホロン 「怖い怖い怖い。」

ヘロン 「そんな怖い顔しないで。」
明希子 「あ、そうでしたね、あの、よかったら教え
     ていただけます?私は、どうして夢の国に呼
     ばれてきたのか?」

ヘロン 「明希子に見て欲しいの、私たちの夢の国
     を。」
ホロン 「そして判断して欲しい。いい国なのかそう
     でないか?」
明希子 「私が?」
へホ  「そ!」
明希子 「どうして?」
ホロン 「怖い〜。」
明希子 「あ、ごめん、どうしてかしら?」
ヘロン 「それはね・・・

クリックすると元のサイズで表示します

M13(夢の国が壊れていくの)

    思い出を
    思い出せない
    くらい
    ずっと前から
    ある素敵な
    街や、人々が
    
クリックすると元のサイズで表示します

    ある日、突然
    前ぶれもなく
    消えていくの
    私の前から
    夢の国が
    壊れていくの

クリックすると元のサイズで表示します

    あなたたち
    一人一人の
    見ている夢
    心の風景が
    私たちの
    街を作っている

クリックすると元のサイズで表示します

    夢を見なければ
    消えていくの
    どうか夢を
    みてください
    どうか夢を
    見続けて

クリックすると元のサイズで表示します

明希子 「信じられない。」
 ホロン怖がる。
ヘロン 「どうしたの?」
明希子 「人が夢を見なくなったら、夢の国は壊れて
     いくの?」
ヘロン 「そう、今も壊れているわ。」
明希子 「そんな・・・ひどい、そ、それでわたしはこ  
     の国が良い国かどうか決めるの?」

ホロン 「そう。」
明希子 「良い国だって、言ったら?」
ヘロン 「私たちの夢の国を救ってほしいの。」
明希子 「私が?」
ホロン 「あなたしかいないもの。」
明希子 「どうやって救うのよ?できるわけがないで
     しょ?」
ヘホ  「わたしたちには、わからないわ。」
明希子 「じゃあ、悪い国だって・・・言ったら?」
ホロン 「私たちは滅んでいくわ。」

明希子 「そ、そんな大事なこと・・・そんな重要な
     ことをどうして私に言うの?ありえない、そ
     んなこと、もっと頭のいい人に言ってよ!総
     理大臣とか、大統領とか、そんな人が決める
     んでしょ?私じゃない。そんなこと決めるの、
     私じゃないよ。」
ヘロン 「女王様が、あなたを選んだの。」

明希子 「違う!ダメよ。私でいいわけない!あ、あ
     の人、おかしいのよ、変なのよ。どうかして
     る、どうかしているよ。だって、私がそんな
     こと決めるなんて、できるわけない、そうで
     しょ?いやだ、いやだ、いやだ。わ、私、帰
     る。うん、もういい。そうだ、風遊子に合わ
     なきゃ。あって謝らなきゃ。 さ、さよなら。」

クリックすると元のサイズで表示します

ホロン 「どこへ行くの?」
明希子 「家へかえるのよ!」
ヘロン 「どうやって?」
明希子 「わからないわよ、知ってるなら教えてよ!」
ヘホ  「ダメよ。」 
明希子 「どうして?」
ヘロン 「まだ、選んでないでしょ?」
明希子 「何を!」
へホ  「夢の国は良い国、それとも悪い国?」
明希子 「こんな国、悪い国に決まってるよ。」

クリックすると元のサイズで表示します

突然、暗転
(SE7)・電源が落ちるような音
BGM4あやまちの選択
センターに天国への道、ヘロンホロンは登っていく

明希子 「違う!う、うそよ!間違いよ、冗談よ、ヘロ
     ンホロン、戻ってきて、嫌だ嫌だ嫌だあ!」

 天国への道は消える、亜希子の明かりだけ、亜希子は  
 泣きながら言い訳する。

亜希子 「ご、ごめんなさい、嘘です、嘘です、嘘で
     す。本当は、いい国です、いい国です、いい
     国です。お願いします、お願いします、お願
     いします。ヘロンホロンを助けて・・・ヘロ
     ン・・・ホロンを・・・助けて。アブダカダ
     ブラ・・・アブダカダブラ・・・」

 背後から、そっと、ヘロンホロンが近づいて

へホ  「明希子、助けてくれてありがとう。」





※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ