昨日十五日の夕方、教育基本法改正法案が可決された。議面所のテレビ画面で参議院本会義の様子をみていたが、それはあっけないほどの可決だった。画面を見る限り、しゅくしゅくと採決が行われた印象しか受けなかったからだ。
六時ごろ表に出ると、人、人、人で第一、第二衆議院議員会館前の通りは埋め尽くされていた。午後よりさらに人が増えた感じだった。
表は改正法案に反対する人達の怒りの声で一杯かと思いきや、そうでもなく、意外に静かだった。まだ結果が多くの人達に伝わっていないのだろうか、と一瞬、思った。
まもなくして警察官たちがぞろぞろやって来て、人々のいる歩道の外側に立ち並び、警備にあたった。歩道側では二箇所で集会がもたれ、身動き一つできないほどの状態だった。 両側でマイクを通し、国会議員などがガンガンやっていたため、さすがに両方は聞き取れず、社民党の保坂展人さんたちのほうに耳を傾けた。
しかし、警備の警察官たちは、その場にいてわたしたちの姿やあるいは国会議員の声などどんなふうに目にうつり、聴こえているのだろうかと思った。
これはそんなことを思いながら撮った写真。
ところで、家に戻ると、見知らぬ送り主からカードが届いていた。インド洋の津波の被害にあった子どもが描いた絵の添えられたものだった。コピーかと思って、その絵をなぞってみると、それがほどなく一点ものの直筆の絵だということがわかった。「誰だ?」と思い、もう一度、よくよく送り主の名を見るが、やはりよくわからない。ただアドレスがタイ・バンコクのクロントイだったため、恐らくそこでスラムの話を聞かせてもらった時のスタッフか誰かからのものだろうと思った。
教育基本法に「愛国心」が盛り込まれた日、海外から送られてきたこのカードはわたしに何かしらメッセージがあるように思われた。その意味をこれから考えていきたい。