太陽がいっぱい/アフリカの星のボレロ
映画初公開時、サウンド・トラック盤の発売契約がなく、
日本ではサウンド・トラック盤が発売されず、
フィルム・シンフォニック・オーケストラの演奏盤がヒットした。
このフィルム・シンフォニック・オーケストラは
洋楽のシリーズで発売されたが、後で判明したことだが、
実は日本のスタジオ・オーケストラ。
シングルはモノーラルで発売された。
思わぬ大ヒットになったために、ヒット・パレード・スタイルの
オムニバス盤や、フィルム・スタジオ・オーケストラの
映画音楽集などのアルバムが発売されることになり、
そのアルバムのためにステレオで録音し直された。
モノーラルとステレオの録音が時間的に近かったためか、
同じ楽譜を使ったこともあり、そっくりに演奏されている。
違いがはっきり分かる個所がある。中間部、
シングルのモノーラル盤はシロフォン(木琴)で
演奏される部分が、ステレオではフルートになっている。
このヒット・ヴァージョンはアナログの時代もLPでは発売されず、
LPではステレオに再録音したテイクが収録された。
モノーラル盤のLPでもステレオ再録音テイクを
モノーラルにミックス・ダウンして収められた。
近年発売されたコンピレイションCD「僕達の洋楽ヒット」には、
再々録音されたテイクが収められている。
これは録音された時代もヒットから何十年も後に行われたものと思われ、
演奏者名こそフィルム・シンフォニック・オーケストラとなっているが、
演奏メンバーと編曲も全く違っていて、ヒット・ヴァージョンの面影はない。
長年ヒット・ヴァージョンは収録されなかったが、
近年、通販におけるオールディーズ・コンピレイション・セットで
始めてオリジナル・モノーラル・ヴァージョンが収録された他、
デゴスティーニ社が発売した「ゴールデン・ポップス」シリーズでも
オリジナルで発売された。
なお、「太陽かいっぱい」のB面にカップリングされた
「アフリカの星のボレロ」もヒットしたが、
この曲の事情も「太陽がいっぱい」とほぼ同じ。
オリジナル・モノーラル・ヒット・ヴァージョンは
コンピレイション「栄光のラジオ・デイズ・ヒッツ〜ユニバーサル編 Vol.3」に
収録されている。

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