8月ももう後半ですね。先週の日曜日はLAの日本街で二世ウィークと言う一番大きな日本のお祭りがありました。確か日本から名古屋のあの河村たかし市長も今回の催しに来ていたようです。
そして名古屋からは更に鎧武者と言うのか。ともかく日本の鎧の衣装を着けた人達がやはり今回の祭りに招待されていたようです。
この日は私達もデモをやったのですが、その我々の前にやっていたのが日本のアニメを題材にしたコスプレ大会でした。私もそのコスプレ・グレープの所に法衣を着ていたのですが、全然目立たない。普段ならこの法衣、結構目立つのですがね。
まぁ、それはいいのですが、今回もデモで演武やってきました。これでこの前の日記に書いた和太鼓とのコラボレーションに引き続き7月8月と二ヶ月連続になります。実は6月末にもやってますので正味三ヶ月連続と言う事になりますね。
今回面白かったのは、演武に少々不都合と言うか失敗と言うか予定通りに来なかったのでアドリブを入れました。まぁ、我々の演武にはよくアドリブが入ります。良いのか悪いのか。
予定通りの事をきっちりこなすと言う事ではあきらかに失敗であり、これが競技演武であれば減点の対象かもしれません。でも突発事故に対処する。出来ると言う事であればいい練習になったと言う事です。まぁ、ものは取り様、考え様と言う事です。
確かに取決め通りの事を寸分違わず出来る。これはこれで素晴らしい努力と才能でしょう。ですから色々な大会やコンクール等で最優秀を取れるのはこう言う人達だと思います。
ただ我々の演武に関してはどうかとふと考えた時、表演と言う事で言うなら失敗などせず、間違いなく正確にやり遂げる。それが競技演武としては要求される大事な要素でしょう。
それはそれでいいと思いますし、またそうでなければ優劣の採点の付けようもないでしょう。ではそれを武術として見た場合はどうか?勿論それでも間合いや運歩、受けや反撃の技の正確さや速さ等で十分武術としても通じるものに仕上げる事は出来るでしょう。
ただ一つ実際の武術と違う所はそこにはあらかじめ取り決められた動き、動作と言うものがないと言う事です。つまり相手はどんな攻撃をしてくるかわからない。そう言うものに対してでも対抗出来る能力。いえ、むしろそれが全てでしょう。そうでなければ護身など出来ないのですから。
でも演武にはそれがない。つまり全てはあらかじめ取り決められた動きだと言う事です。どんなに速く華麗に技を駆使したとしても、敷かれたレールの上を走っているだけで、レールを外れてしまうと右往左往する事もあり得ると言う事でしょう。
でもそれは目的が違うのですからしなくてもいいと言えるかもしれません。でもそう言う要素もまたあってもいいのではないか。無理にそれを取り入れる必要はないかもしれませんが、もしそう言う状況になったらいつでも使えると言うか反応出来る体勢と言うものは武人として必要ではないかと言う事です。
つまりそう言う状況とは仮に失敗したとか、相方が予定通り出てこなかったまたは予定の動きが途中で止まってしまった時などどうするかと言う事です。
通常の競技演武であれば何もしないでしょう。つまりそこで止めて次の構成に入ると言うのが常套だと言う事です。つまりそれは減点を増やさない工夫と言う事です。もし失敗したからと言って同じ事を繰り返したら構成数が増えてこれまた減点の対象になりますからね。減点は最小限に抑えて、失敗の可能性の少ない自分達の自信のある構成に入ると言う事です。だから失敗したら切り捨てる。
でもそれっておかしくないですか?そんな気がします。失敗した時こそ各自の真価が問われる時ではないかと言う事です。つまりそう言う状況になった時、いたいどうしてその窮地を脱するのか。それこそが武。そうは思いませんか?
そこにアドリブの入り込む余地があるのですが、競技演武ではそれにトライする事もしないでしょう。つまり予測不可能な事は怖くて出来ないと言う事です。どちらが失敗しても減点の対象になりますから。
ですから今の減点方式の競技演武でそれを望むのは無理な事でしょう。なら競技演武でなかったら。つまり自分達の行としての演武ならそれも可能でしょう。勿論失敗しないに越した事はないのですが、仮に失敗したとしてもどうとでも対応出来る。そう言う臨機応変な心と動きを身につける。そう言う演武でありたいですね。少なくとも行としての演武であるなら。
つまりアドリブがいつでも入れられる演武であり、心構えでありたいと言う事です。

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