待機構えでは前の足を猫足立ちにすると言うのが基本となっています。でもそれは何故か?その事が本当にかわっているのかどうか?それどころか最近ではその猫足立ちですら消えてしまってると言う現象さえ見受けられるようです。それはきっと指導した者が教えてないと言うかその人物ですらもう知らないのかもしれませんね。
ただこの猫足に関して私が習ったのとは違う解釈をする人もいるようです。猫足と言うのは蹴りを出す為の攻撃の構えである。と言う様な事です。だからその攻撃を相手に見透かされない為に出来るだけ小さく猫足立ちと思わさせない位がいい。と言う所に行き着くようです。そうなると理由はどうあれ形の上では猫足立ちが消えてしまいます。
果たしてそのようなものであったかどうか?我々の技法は基本的には守主攻従。守りが先のはずです。攻撃の為の構えではないはずなんですが。ではその猫足立ちは何の為にするのか。それは下段の守りです。待機構えでは中段は水辺に構えた手で守り、下段は猫足で守ると言う事です。特に待機に構えた時は状態がやや正面を向きますので金的も狙われ易くなると言う事です。ですからその為の守りであると言うのが私の習った待機構えです。勿論守った後即金的に蹴りに返してもそれはそれで守主攻従に則った理法ですからいいでしょう。
それにその様にはっきりとした形で猫足立ちをすれば下段を蹴っても受けられる可能性があると相手にわからせ、相手への無言の防御意志となり相手の下段への攻撃回避にもつながるのではないかと思うのですが。
そう言う他の部署の守りの体勢をきっちり固めた上で上段空けて誘う。それが待機構えではありませんでしたかね。その辺りの意味がわからなくなれば当然形も崩れてしまうでしょう。これは教える人間が何をどのように理解しているかで形も変わってしまうと言ういい例でしょう。

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