あんてなのヲマケ、詩。
何処に何を仕舞い込んで、
貴女、何故にそんな処で。
掌にすくった水が
指の隙間、隙間から零れている。
これは誰かの涙だろう。
屹度、身近な人のもの。
血が逆流すると、
天地がひっくり返る。
それは貴女を認めたとき。
屹度、あたしは呼吸を忘れる。
早く出ておいで

0
はなびらをひとつ、ふたつ、みっつ …
目で数えながら、
口はもう既に、また新しいはなびらをこさえている

0
銀色の篭に飼うのは、
小鳥かしら、小悪魔かしら。
多分、
小鳥だと思うの。
何故って、
唄が好きだから。

0
ふはいの唄
ふはいの唄
終点を待つような
集合、もしくは、その周辺
かたよった後 否、その輪郭
巡り、巡って、海に沈む
そこなしの唄
そこなしの唄
人魚の涙は甘くない
それは青くない嘘、歪んだ真珠
シャーベット状の、まるい林檎の赤い空想
廻り、廻って、翳(かげ)に潜む
そう、凡てをだいなしに
そう、凡てをだいなしに
あたしの涙は美しくない
あたしの体は穢れている
あたしの心は蝕まれている
軋む視界、軋む視界、軋む視界 ...

0
あなたはわたしを
すみずみまで洗い
包丁を握り
然る後に
タオルでふき取るでしょう
なにもなかった、かのように

0
1 2 3 4 5 | 《前のページ |
次のページ》