なんじゃあこれはあっ!
と叫ぶ気力も失せるような光景が目の前に繰り広げられていた。
1周目の裏ストレート。目の前には後方グリッドからスタートしたはずのSZ、75TS、プントHGTが先行し、我がクーペとの差は広がっていく。
更にバックミラーにはくずやさんのテーマターボが大きく写っているではないか。
何が起こった?エンジンはちゃんと吹けているぞ。いったい何でこんなに遅いの?
クンクン・・・コゲ臭い。
これって・・・もしや?
右手をシフトノブの後方に動かしてみると・・・
あああ
サイドブレーキが引きっぱなしやないかああ!
気が付けばクラス1位グリッドからクラス5番手まで順位を落としていた。
今回は電光掲示のスタートサインが故障したため日章旗の振り下ろしによるスタートに切り替わっていたのだが、スターターの動向に注目するあまり、サイドブレーキを戻し忘れてしまったのだ。
順当にレース周回を進めていれば、わりと面白くない展開になりそうだったのだが、無意識のうちに身を切ってネタを仕込んでしまうとは、ブロガー魂ここにあり、といったところか(笑)。
とは言え原因さえ掴めばこっちのもの。
2周目からは怒涛の追撃を開始した。
SZや75TS、アルファロメオクラスの銀のスパイダーなどは順調にストレートでパスしていった。
イタリアンカップ・クラスではかわしんさんのプントHGTを抜けばクラス2位まで復帰できる。それでいいじゃないか(笑)。
ギブリカップについては語れる立場には・・・残念ながら無い。
しかーし、かわしんプントもどんどん速くなっている。こっちがクラス3位に復帰した状況では2位のプントまでメインストレート1本分弱ぐらいの差がついていた。
少なくとも予選時にあったタイム差は4秒よりずっと短くなっているようだ。
サイドを引いていた影響だろうか、こちらのブレーキの踏み応えも若干甘くなって来ているが、こんな恥ずかしい理由で負けてしまっては、PopolareRacingの名が間違った方向で轟いてしまう。
タイヤが持つか?ブレーキが持つか?
そんな計算は一切抜きでひたすら追撃である。
しかしまあ、それで追いついてしまうからズルイよねえ。
4周ぐらいかけて間を詰めて何とかプントをパスした。
やれやれ〜。
自ら招いたピンチだったが、何とかリカバリーして面目を保った形だ。
負け惜しみではないが、観る方にとっても却って楽しいレースになったのではなかろうか。
状況は状況だが、後先考えない追撃というのも楽しいな、と感じた次第だ。
イヤほんとに負けてたらシャレにならなかった・・・。
「流石はクーペだ。サイド引いてスタートしても何ともないぜ。」
というワケで決勝レースレポートはおしまい。

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