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2011/11/13

邪馬台国と卑弥呼-161  カガミと蛇の目  邪馬台国と卑弥呼
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赤い目をした蛇


三輪山の蛇信仰から、アマテラスの太陽信仰に移り変わり、ご神体が鏡(かがみ)となりましたが、カガミは鏡ではなく、蛇の目を表すものでした。 

お正月のお供え物のお餅も、鏡餅といいますが、鏡などどこにもなく、積み重ねているお餅の形が、蛇のとぐろに見えるからで、三輪山も円錐形をしており、とぐろを巻いた蛇に似ていたところから信仰は始まったと思われます。

蛇は脱皮することから、太陽と同様に、蘇生また再生を表すシンボルであります。



古代では、蛇は「カガ」と呼ばれており、「カガミ」は「カガメ(眼)」が訛ったと考えられ、その痕跡は古事記やギリシア神話にも見ることが出来ます。 また、古代日本ではK音とH音の区別はないので「カカ」「ハハ」は同じ言葉で、蛇を地母神の化身と見る女性崇拝の宗教があったことを示しています。 「ハハ」の事をいまでも「カカさま」「カーさん」とも言います。

古事記では、死んだイザナミのいる黄泉の国から何とか逃げ帰ったイザナギが、穢れを落そうと左の目を洗ったときに生まれたのがアマテラスでありました。


記紀神話は編成された頃には、アレキサンダー大王のヘレニズム、またシルクロードを伝わってかなり西洋文化が日本に入ってきており、記紀神話はギリシア神話の影響を大きく受けております。


邪馬台国と卑弥呼-3  日本神話とギリシア神話
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1250.html
七夕の起源
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/719.html
八咫烏 神武天皇とアレキサンダー大王
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1046.html
邪馬台国と卑弥呼-79  ヘラクレスと日本武尊
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1332.html


また、旧約聖書によれば、人類最初の女性はリリスであり、イヴではありません。 そしてリリスと蛇とは深い関係があります。


人類最初の女性 リリス  
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1033.html
蛇の誘惑 と 楽園追放 (創世記) 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/185.html


古代のエジプトの太陽神ホルスの目は、フリーメーソンのシンボルマークであったり、今日の米1ドル札にも印刷されています。


ホルスの目 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/590.html
全てを見通す目
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/589.html


中国の盤古伝説(『五運歴年記』)には、盤古が死してその左眼が太陽に、右目が月になったという起源譚があり、中国江南地方の、蛇・鳥・太陽信仰をする苗族でも太陽と蛇の関係が深いものがあります。


邪馬台国と卑弥呼-27  苗族の天岩戸伝説 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1274.html
苗族歌舞(蛇舞)
http://www.youtube.com/watch?v=M6HledNO3aY
邪馬台国と卑弥呼-35  海照大神  
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邪馬台国と卑弥呼-26  蛇信仰 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1273.html


そして、日本の古事記では、死んだイザナミのいる黄泉の国から逃げ帰った穢れを落そうと、左の目を洗ったときに生まれたのがアマテラス、日本書紀ではイザナギが「天下を治めるべき尊い子を生もう」といって白銅製の鏡を左手にもったときに生まれたのが大日孁命(おおひるめのみこと=アマテラスの旧名)。


さらに、伊勢神宮にまつわる鏡と蛇、また蛇の目の話としては、


伊勢神宮には、大王(天皇)家の未婚の女性が伊勢の地に派遣され、大王に代わり神宮を祀る慣行があり、大王の代替りごとに新に派遣されるのが原則でありました。 神に仕える皇女を斎王(さいおう)、居住する建物を斎宮(さいぐう)と呼び、斎王は処女でなければなりません。



日本書紀によれば、雄略天皇の項には、

斎王が妊娠したという風聞がたち、天皇は使者を遣わしますが、斎王は「覚えがない」と答えるや、鏡を手にして五十鈴川のほとりにゆき、鏡を埋め、首をくくって自殺してしまいました。 そのとき、闇夜のなかに虹がたち、それは大蛇のようで、その下を掘ると鏡があり、近くに斎王の屍があったという話があります。 この箇所の訓み下し分として、「河上に虹のみゆること蛇の如くして」 とあり、虹と蛇が字が酷似していることからも分かるように共通するものがあります。



空に輝く虹は、太陽神の申し子。 虹(=蛇)の下から鏡が出てきて、この鏡から闇夜に立つ虹(=蛇)は鏡から発生した幻想的な文章ですが、闇夜に虹が立つわけも無く、これは蛇の目が放つ光であると解釈するべきでしょう。


このように、私はカガミを信仰の対象としたというのは、日本最古の神社である大神神社で蛇信仰が行われており、その蛇の目がカガミであったと思います。 そして、その丸く闇夜で光を放つ蛇の目を、太陽神に昇華させて鏡信仰にしたのではないでしょうか。  


その背景には、紀元1世紀前後の地球の寒冷化による太陽への期待(実際この頃、シルクロードは閉ざされ、中国江南の倭族のつくった填王国は衰退を始めます)、また天武天皇が編纂した日本書紀・古事記の時代では天智天皇の白村江の戦いの敗戦により、国家の存亡の危機を迎え、敗れた男神タカミムスヒ(=高木神)をこれ以上信仰するわけにも行かず、新たな神を必要とし、女性神の太陽神アマテラス信仰を創り出したものと思われます。


邪馬台国と卑弥呼-45  滇(てん)王国
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邪馬台国と卑弥呼-160  神武天皇とタカミムスヒ  
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邪馬台国と卑弥呼-134  伊勢神宮とタカミムスヒ(高木神) 
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邪馬台国と卑弥呼-135  伊勢神宮 心の御柱
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邪馬台国と卑弥呼-136  伊勢・尾張氏 と 火明命
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さらにいうならば、強大な中国に征服されないように、天皇を中心とする中央集権国家をつくる必要があったが、まだ国内には違った神々を信仰する豪族達がおり、彼らは自分の館の中でそれを祀っていたため天皇の言う事は聞かないので、それらの神々を彼らの居館から引きずりだし、伊勢神宮を頂点とする外で祀る神社(ヒモロギ系神社といいます)をつくり、天皇家こそが神の子孫であるとするため、天皇家の皇祖神アマテラスを創造したのに違いありません。



邪馬台国と卑弥呼-159  神社とは何か 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1536.html



太陽は、世界では金色・黄色・白色で描かれる事が多いですが、日本では赤で描かれる事が多いのは、元々は赤い蛇の目と太陽信仰が重ねられたもので、よく卑弥呼やアマテラスと同一人物とされる説をみかける、古事記にある赤い玉から生まれたアカルヒメも、関係あるように思われます。



邪馬台国と卑弥呼-158  天之日矛 と 都怒我阿羅斯等 そして 素戔嗚尊
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/1535.html



また、アマテラスは、海洋民族の女性神であることは、どの学者の認めるところですが、天武天皇が大海人皇子とよばれているように、壬申の乱では伊勢・尾張・美濃の海人族の協力があったのは知られているところです。 彼ら海人族は、日本に稲作と漁労、そして味噌・醤油・納豆・すし・餅・鵜飼などを伝えてくれた中国江南地方の苗族であります。



邪馬台国と卑弥呼-150  倭国 
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邪馬台国と卑弥呼-45  滇(てん)王国
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邪馬台国と卑弥呼-78  デルフォイの神託と卑弥呼 
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苗家美
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阿幼朵 - Keaide Miao Xiang
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邪馬台国と卑弥呼-38  苗族の温家宝首相 
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タグ: 日本 天皇 神道


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