
左利きを表す「差別語」に「(左)ぎっちょ」があります。これがなぜ差別語かというと,「右ぎっちょ」と「左ぎっちょ」で対語になっているように見えて実は「右」には使用しないからです。女と男,子供と大人などは対語が利用されていますから,「女」,「子供」は差別語にはならない訳です。
では「ぎっちょ」と言われっぱなしの左利き者は,どうしたら反撃できるでしょうか?「目あき目くら」という言葉があります。目が見えるにもかかわらず,物事が見えていない人を指すときに使用します。ならばいっそ「利き差別者」への皮肉を込めた呼称を作ってしまおうという方が顕われました。
左利き者を「ぎっちょ」と呼ぶ人には「がっちょ」と呼び返そうというのです。小生は早速これに賛同し,
「がっちょ普及委員会」なるものを立ち上げて頂きました。「がっちょ」が「ぎっちょ」の対語になれば,「ぎっちょ」は差別語では無くなりますが,「がっちょ」と「差別語」で呼ばれる右利き者は,きっとよい感じをもたないことでしょう。
人は己自身が嫌な思いを体験しなければ,相手に嫌な思いをし続けるものです。己を一時,弱者に置いた時,世の中の差別が見えてくるのではないでしょうか。。。さあ,「ぎっちょ」と呼びつけ,右使いを強要する理不尽な右利き者に遭遇したなら,
「あなたは,立派で正統な’がっちょ’ですね」と褒め殺してやりませう。
*釣り師にとって関東ではネズッポウ科の魚は総べて「めごち」であるが、関西では「がっちょ」なんていう。
ネズミゴチ/メゴチ 市場魚貝図鑑より引用。

4