2007年高校生ドラフト 日本ハム1位
中田 翔(大阪・大阪桐蔭)投手 183/95 右/右
(どんな選手?)
私が、このようにプロ野球ドラフト会議を意識して、アマチュア選手を観るようになって20年以上の月日が経っている。しかしその中でも、右のスラッガーと言う意味では、清原和博以来の大物スラッガーだと言えるだろうし、左打者も加えると、私の観てきた中では、松井秀喜以来のスラッガーだ。
とにかく、打席での迫力・威圧感・ボールを飛ばす才能に関しては、間違いなく10年に1人級の素材であろう。
(中田翔の将来を考える)
将来的には、日本球界を代表するスラッガーに育ってくれると信じているし、そうなってもらわなければならないだろう。その期待に応えるだけの才能と注目される中で、彼は1年生の時から結果を残してきた。彼が生まれ持ってきた大物感は本物であり、またそれでいて、野球に対しては非常に純粋に取り組める資質も持ち合わせている。いろいろ壁には当たるだろうが、それを乗り越え大きく育って行ける男だろう!まさに日本球界の命運を担っている男なのだ。
恐らくプロでは、レフト・ファースト・サードのいずれかのポジションを担って行くことになるだろう。投手としても150キロを記録するように、強肩であるのは間違いない。まあ足が速くないので、守備範囲の狭い外野手よりも、ホットコーナーであるサードで適正が試されそうだ。
(1年目の中田翔は?)
日本ハムと言う球団は、若手を徹底的に我慢して起用する育成プランを球団自体が掲げている。ただ中田の場合は、結果が求められる一軍で、それが行われるのではないのか。今までは、高卒野手をファームでじっくり育ててきた。しかしそれが、一軍で行えるのかどうか、梨田新監督の手腕と忍耐力にも注目してみたい。
どんなに結果が出なくても、恐らく一年間使い続けるだろうと予想する。中田の場合、足の故障もあり、アウトコースの球への対応に、高3の時は苦労していた。高2の時には、それが出来ていた。そのためアウトコースの壁を、しっかりキープ出来るスイングを取り戻せば、一軍でも年間で打率.200以上は残せるとみている。
問題の本塁打であるが、中田は甘い球をスタンドまで巻き込む能力は図抜けている。松井秀喜の一年目の成績が、57試合 11本塁打 打率.223厘だったことを考えると、年間で起用されれば、充分にこの中田も20本以上の本塁打は期待出来るであろう。ただ清原のように、非凡なまでのアウトコースの球を右方向にスタンドイン出来る能力は、今の中田には備わっていない。そう考えると、やはり打率は、かなり低くなることが予想される。ただボールを遠くに飛ばす才能は、清原以上だと云えよう。
フル出場 打率.200 本塁打20本 このぐらいの数字を期待してみたい。如何せんこのレベルの選手になると、過去に清原と松井ぐらいしかおらず、比較出来るサンプルが極めて少ない。厳しい一年目になるとは思うが、彼ならばカベを乗り越えて行けるであろう。本当の意味で、彼の才能が爆発するのは、もう2,3年先になるかもしれない。その後は、毎年本塁打争いをするような男に育って行くだろう。
蔵の評価:
☆☆☆☆☆ 10年に1人の素質の片鱗を魅せて欲しい!

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