ところで、オパエウラが暑さに弱いと言っても、巷間言われているように30℃超えたらすぐ死ぬということはなさそうです。
イソギンチャクでも25℃以下には抑えたいとか、28℃超えると溶け始めるとかいう情報もあったりしますが、この手の情報は大抵は水槽用クーラーを発売しているメーカーの太鼓持のような雑誌がソースなので、私は端から本気にしていません。
実際、昨年も我家のイソギンチャク水槽は水温34℃とか平気で記録しましたが、別に今でもイソギンチャクは平気で生きています(いや決して平気とは言えない状態の時はあったので、水温下げた方が良いことは確かなのだが)。
高水温で生き物が弱るという場合には、水温だけが原因ではありません。30℃超えると腐敗菌他の活動は活発になるし、溶存酸素量は激減するしということで、総合的に環境が悪化するのであって、できるだけ温度を下げながら(しかし急低下は避けながら)エアレーションも多めにしてやることで、なんとか夏場を乗り切れることが多いです。
但し、甲殻類(だけではないが)の寿命と温度には密接な関係があります。温度というよりは積算水温と言った方が良いでしょうか。
養殖関係の資料などで“水温28℃前後で発生から稚エビになるまで○○日”というようなことが書かれていますが、これは水温によって成長速度が違うということを表しています。例えば“水温28℃で20日”の場合なら、28×20=560℃で稚エビになるという考え方をします。これが積算水温。
まさかとは思いますが、水温560℃だと1日で稚エビになるのか?などという突っ込みはやめてね(^_^;)
で、この積算水温というヤツ。実は発生段階にのみ関係があるわけではなく、甲殻類等のライフサイクルそのものに影響を与えているそうです。
つまりオパエウラが25℃平均の飼育環境で20年生きると仮定した場合、25×(365×20+5)=182,625℃の積算水温が寿命という考え方になるのです。
この仮定で行くと、28℃平均だと182,625÷28÷365の18年弱。2年も早く死んでしまう計算になるのです。
まさかとは思いますが、水温0℃だと永久に生き続けるのか?などという突っ込みはやめてね(^_^;)
もちろん、上記は水温以外の死亡要因を全く考慮に入れない粗い話ですが、少なくとも水温は(あくまでも生存許容範囲内で)できるだけ下げた方が良いということはお解りいただけると思います。
逆に言えば、繁殖を考えた場合には水温を下げすぎるのも良くないという風にも考えられますが…。