水換えの際の水質の変動は、phで0.1以下。温度は1℃以内。比重なら0.01以下。などといいますが、これはもちろん年間を通して水質がほぼ一定の熱帯棲の珊瑚を飼う場合の話。
エビやカニやヤドカリ等を飼う場合には、ここまで神経質になる必要はありませんし、増して水質変動の激しい汽水域に棲むオパエウラの場合は、大抵の水質変化には耐性があるはずです。
但し、甲殻類の生き物は棲む環境に変化があった場合、自らの体を環境に順応させるために“脱皮”という体質改造を必要とします。ここが問題でして、例えば水換え決行の前日に飼っていたエビが脱皮していたとします。そこで水換えを行ったとしたら、昨日脱皮したエビは、また脱皮しなければなりません。
甲殻類にとっての脱皮とは、命懸けの一大作業なのです。
この命を懸けた大事業を、短時日の内に二度も行わなければならないよう強いられたとしたら、どうでしょう。
実は、「水換えをサボっていたら、水質が悪化して飼ってるエビが死んじゃった」というケースのほとんどは、水質悪化によって死んだのではなく、悪化した水質を改善したことによるショックで死んでいるのです。
もちろん、マトモな飼育者なら、水質変化を起さない様に慎重に水合わせしながら換水しますから、ほとんどの場合の、そのまた大半は、水質悪化によって脱皮したエビの環境を、またもや微修正したために、二度目の脱皮に失敗させて殺してしまったというケースになる訳です。
で、我家の水槽って、一度も水換えしていなかったのですよね(~_~;)
バクテリアが立ち上がるまでと、そちらにばかり神経が行っていて、エビのことは考えていなかったんです(~_~;)
なので、水換えには相当の緊張感が伴いました。
飼育水の1/4ぐらいを抜いて、抜いた後に
ファイブサム点滴装置を使い(飼育水と同じ比重の新しい水をファイブサムに入れ)、二日がかりで元の水位に戻すということを行いました。
小まめに少量換水という普通のことを行っていれば、こんな苦労はしなくて良かったんですけどね(T*T)

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