初めて買ったギターはガットギターだった。メーカー名はわからない。ひょうたん型のクラシカルでやわらかい音色のギターがそのすべてだと思ってた頃のこと。その後ピックでジャラジャラと弾き鳴らすアコースティックギターの存在を知った時は衝撃だった。黒々としたピックガードが貼り付けられ、ボディエンドにはストラップ(見たこともなかったが)を引っ掛けるというエンドピンが付いていた。なんともしっくり受け入れられなかった少年の頃を思い出す。
もらった(実は借り物のガットなのだが、もはや時効)ギターで満足できずに小遣いをコツコツ貯めて買ったと記憶している。その頃は教育テレビで「クラシックギター講座」のようなものをやっていたものだから”演奏”=クラシックみたいな極度に狭い視野に支配されていた頃だった。(かといって今は何も弾けないが)
ボデーを小型マイク付きのクランプのような金具ではさみ、アンプを通して音を出す(聴診器状態)外付けのピックアップがあった。グヤトーンというメーカーだったなあ。そいつをテレコのマイク入力端子へ繋ぎ、ボタンを録音の状態にしてポーズをかけておく。そうするとインスタントアンプが完成する。少しボリュームを大きくするとスピーカーが割れてディストーション効果が出る。流行のエレキサウンドを子供ながらにイメージしたものだ。ピックガードは最近思いつきで貼ったもの。
