今日はクリスマスイブですね。僕はクリスマスソングが大好きで、この時期になると聴きたくなるアルバムがあります。それは米国の天才音楽プロデューサーのフィル・スペクターの
「クリスマス・ギフト・フォー・ユー」というアルバムです。
フィル・スペクターを知っている人は音楽通だと思います。彼の作る“ウォール・オブ・サウンド(音の壁)”は日本では大滝詠一をはじめ、山下達郎や伊藤銀次など多くのミュージシャンが影響を受けているのです。スペクターの音は分厚く、まさに音の壁という感じです。彼は元々、テディベアーズというバンドでデビューし、「逢ったとたんに一目惚れ」という曲がスマッシュヒットを飛ばします。しかし彼の本当の実力は音楽プロデューサーになってからで、彼のプロデュース作品の最大のヒットはロネッツ「ビー・マイ・ベイビー」です。そうなんです、あの音がスペクターサウンドなんですね。スペクターには様々な逸話があり、古い城に拳銃携帯で住んでいるとか、レコーディングの時には、そのスタジオのある都市に住む、数多くのミュージシャンを使う使わないは別として一度にたくさん雇うという話もありました。スタジオの内外にはギタリストやドラム奏者、ベーシストなどが常に100人以上いたと言われています。ちなみに現在のフィル・スペクターは殺人罪で刑務所に服役中です。
そんなスペクターが作ったクリスマスアルバム「クリスマス・ギフト・フォー・ユー」は、高音低音を自在に操るダーレン・ラヴをはじめ、ロネッツなども参加して、最後にスペクターの挨拶ナレーションで終わります。毎年、このアルバムを12月の10日ぐらいから毎日流していると、本当のクリスマスだと実感できるんです。すでにこのCDも廃盤だとは思いますが、中古レコードショップ等で見つけたら、価値の高い商品なので、ぜひお買い求め下さい。お勧めです。
フィル・スペクター 「CHRISTMAS GIFT FOR YOU」

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