鉄道模型趣味に限らず、物を作り出す事はなんと魅力的な行為なのでしょう。対象が何であるかより、それを創意工夫して生み出す素晴らしさを知ってしまうとまるで人生に花が咲き乱れたように華やぐのです。
私は家の者から良く次から次へと気変わりすると言われてきましたが、私自身決して目標を見失っているわけではなく一本筋が通っていると思っています。
実は今日、このところ苦労をして作り続けていた超小型水槽の機能部分が完成しました。かなり毎晩のように寝ながら問題の解決策を考え続けていました。ある時は一旦ベットに横たわってから急に起き上がり、暗い物置の扉を開けたことさえありました。
良いアイディアが浮かぶと、決してそのままにしておけない性分です。せめて手元の紙切れに走り書きする事を実行してきました。
今回の工作もかなり曲者で、次から次へと何重にも問題点が浮かび上がってきましたが、それを分析して一つ一つロッククライマーが岸壁を登るようにアイゼンを岩肌に食い込ませていくのです。
このところ鉄道模型に接する事から少し遠ざかっていました。たまたま昔の事を思い出しての海水魚飼育装置への思いが募ってしまったのです。しかしそのすべての問題点が解決した時、改めて認識しました。私のやってきた事は目先の違いこそあれ皆同じ味わいを持っていたのだという事を。今手がけている事が一段落したら再び鉄道模型に目を向けてみたいと思っています。
この苦労と結果の満足感は、たぶん周りの人にはすべてを理解される事は無いと思っていますが、私の人生でこのような方向性を持つことが出来た事に心より感謝しています。子供の頃から、親の導きがあったからかもしれませんし、学生時代の素晴らしい友に巡り合えた事がこの成果を生む原動力になったのかもしれません。
そして今、こんな私の気持ちをどなたかに聞いていただきたくて、出来ることならその方にこの素晴らしい、良い影響を与えたくてこの文章を書いています。

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