最近良く耳にする「200年住宅」。昨日テレビ特集を見て、色々と思いを巡らす。
200年と言えば、約6世代。これは平均寿命30数年(1世代)の日本住宅から考えると想像を超える長さ。そもそも日本住宅では木材というそれほど(石やレンガほど)耐久性のない材料を使われていたのと、住居は仮の住まい(お墓こそが終の住処)であるという中国の風水思想の影響により、建替えが気兼ねなく行われるようになっているのだと思う。
番組では100年ローンなどという話題も出ていたが、孫の代まで住処(とローン)が決まっているというのは、昨今の遊牧民的傾向をもつ生活(未だに日本では「持ち家」信仰は健在だが、今後徐々に薄れていくと思う)にはそぐわないかもしれない。ただずっと自分(の子孫)達で住み続けるだけでなく、資産として次から次へと人の手に渡っていくことを前提に「住宅履歴情報」なるものを備えているのは良く考えられている。某大手自動車メーカーのCMのように、「○○住宅、3年分ください」という発想になってくるのかも・・・
そう考えると、このシステムは今巷で話題の「
ブッククロッシング」に似ているように思う。ちなみに今手元にある最も古い書籍は1951年(昭和26年)出版の「建築・芸術・社会(ブルーノ・タウト著)」。一冊の書籍ですら 57年という歴史を積み重ねていることを思うと、「200年住宅」という発想も自然の成り行きのようにも思えてくる。まさに「住まい」を通じたコミュニケーションの連携、「ハウスクロッシング」の誕生か?
この「ハウスクロッシング」がうまくいくかどうかは現時点では微妙だが、今後の動きを気に掛けつつ眺めてみよう。
こんな書籍も・・・
我が家の最長老

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