昨日、山本理顕氏による東西アス協組建築講演会「地域社会圏という考え方」を最前列で聴く。
以下は案内パンフレットよりの引用要約。
「地域社会圏」は被サービス単位である。従来までのひとつの住宅にひとつの家族が住むという形式を前提にした、「1住宅=1家族」単位を被サービス単位と考えるのではなくて、この「地域社会圏」をひとつの単位と考えてみるのである。
崩壊したコミュニティ復活を目指し、「地域社会圏」という造語を持ち出したという印象でそれほど新鮮味があるわけでもなかったが、それをしっかりと理論づけし、実作品に反映させようとする姿勢はさずが。。共同生活の最小単位である「住宅」がテーマということもあり、実感を伴って理解できる内容。
具体的に実作品を例に挙げつつ、以下のようなポイントを指摘
・住宅を造るのではなく、地域社会をつくる
・住む側に選択の余地を与える
・自己完結的な閉じたものではなく、外部へ影響を与える家をつくる
・プライバシー原理でつくるのではなく、関係性でつくる
・地域社会に如何に接続できるかを考える
コンセプトと実作品に若干のズレがあるのはやむを得ないが、社会的に常識化(標準化)していることに疑問を抱き、その原理に遡って考えてみる、これは非常に重要だと共感できる。
ただ気になるのは、自分の生活と提唱している内容は実は全く異なる、というのは建築家にとってよくある話。開放的な住まいを提唱する山本氏自身、どのような住まいに住んでいるのか、或いは、自分にとっての理想の住まいとはどのようなものか、非常に興味深い。それが「地域社会圏」を目指すものであることを願う。


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