「神戸ビエンナーレ2009 in 兵庫県立美術館」
展覧会・見学会
先週のメリケンパークに引き続き、兵庫県立美術館で開催されている企画「LINK-しなやかな逸脱」へ。その趣旨は以下の通り(案内チラシより引用)。
アーティストをはじめ美術をとりまく人々の、豊かで、ときに意外なつながり=LINKを今一度見つめなおし、あらたなつながり=LINKに向けて展開させてゆきます。加えて、ただ均質につながるのではなく、既存の価値観を逸脱し、新たな価値へと誘ってゆく現代美術の本質を明らかにできればと考えています。
作品群からそうした趣旨が伝わったかどうかは別にして、最近全国各地で多発しているアートイベント(を通しての町おこし)を眺めてみると、アートの射程が急速に拡がり、さらにそれが商品化されているのを実感する。
アートの敷居が下がった、必ずしも生活に必要でないものに価値を見出すようになった、という意味では喜ばしい傾向だとも言えるが、こうした流行は果たしていつまで続くのだろうかと疑問を抱く。
もともとアートというのは、人間の物質的側面ではなく精神的側面を豊かにするものという意味では、社会全体が成熟期に達したと思いたいが、どうも何らかの経済的策略が見え隠れするようで怪しい。
あまり流行に流されるのではなく、地域の独自性などをしっかりと把握した上で、(看板として使いすぎずに)アートはあくまでわき役程度に考えた方が、ほんとうの「町おこし=まちづくり」が実現できるように思われる。


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