週末の土・日に開催される会議に向け、先週金曜日から東京へ出張。そこで地震が発生、会議は延期したものの、東京で土・日を過ごすことに。現在は無事、大阪の自宅に戻ったが、東京での状況を報告。
折角の東京出張、前日入りし、現在設計中の住宅について、構造設計者との打合せ+飲み会を予定。また、幾つか気になる展覧会も開催中なので、併せて鑑賞を計画。
金曜日は13:00新幹線にて東京駅着、そのまま東京国立近代美術館で開催中の
岡本太郎展へ。14:00頃から岡本太郎展鑑賞。鮮やかな色彩と独特の形態を持つ作品群から感じる、圧倒的な生命力に感心しつつ、じっくりと鑑賞。
ちょうど最後の展示コーナー、第7章「岡本太郎との対決」にて、無数の迫力ある「目」に囲まれて岡本太郎デザインの椅子に腰かけたちょうどその時(15:00前)、地震発生。
最初、わずかに揺れ始めた際には、「岡本太郎の眼力が伝わってくるのか?」と感心したものだが、徐々に「これ(椅子が揺れる)も演出のうちか?」と思い始め、本格的に揺れだして初めて「地震だ!」と実感。直後に多くの悲鳴と共に、来訪者が一斉に出口に殺到。美術館関係者の誘導で、全員が外へ。
しばらく外で待機し、安全が確認されて再入場、と思った矢先、大きな余震が。これで美術館は臨時閉館。すでに電車はすべて運転を停止しており、移動の手段が断たれた。すでに携帯電話は使い物にならない状況。
夕方17:00には新宿にある構造設計者の事務所で打合せを予定していたが、交通の手段を断たれ、途方に暮れる。東京での地理感覚は全くなく、少し雨も降りだし、ますます状況は悪化。電車の復旧を期待し、ひとまず東京駅へ歩く。途中、喫茶店で休憩しようにも、どこも満席で一息もつけない状況。タクシー乗り場も長蛇の列。
いつまで待っても電車復旧の見込みが感じられないので、やむを得ず、18:00頃、徒歩で東京駅から新宿を目指す。幸運にも、ツイッターを通じて、構造設計担当者と連絡が取れ、ナビしてもらう。
小さいスーツケースを引いたまま、東京駅から新宿駅へ。道がわからないという心配は無用で、交通機関を失った多くの人々が、長蛇の列で歩道から車道へはみ出した状態で歩いている。運よく?タクシーに乗る者もいたが、大渋滞のため明らかに徒歩の方が速いのが皮肉。
3時間以上歩き続け、21:00過ぎ、ようやく新宿の構造事務所着、温かく迎えていただく。途中、コンビニで食糧を確保しようにも、どこも売り切れ状態で困っていたが、先方で確保してくれており、ビール付夕食にようやくたどり着く。ありがたし、ありがたし。
ビールを飲みながら、打合せを行う。すでに一部の交通手段は復旧しており、予約していたホテルまでたどり着けそうだったので、23:30頃、電車のあるうちに勝どき(ホテル)へ。電車は動いているが、ダイヤは乱れまくり。駅で30分以上待ったうえ、真夜中の超満員電車に遭遇。やっとホテルにたどり着いたのは、25:00に。
無事チェックインして、やっとゆっくりできると思ったら、最後の試練が!!エレベーターが止まっているので、階段でとのこと!部屋は何と7階。最後の力を降り絞って、我が部屋へ。無事にたどり着けて、本当に良かった。
前日は仕事で徹夜、徹夜明けの東京出張でこの出来事。身も心も疲れ果て、即ベッドへ直行!!
地震直後の東京国立近代美術館
震災前の風景

0