白川静さん死去
ご冥福を祈ります。


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【訃報】白川静さん 漢字研究一筋、独自の文明論
1 :帰社倶楽部φ ★ :2006/11/01(水) 21:12:12 ID:???0
科学的手法で漢字の成り立ちや意味を調べ、「字統」「字訓」「字通」の字書三部作などで 知られる中国古典文学者で文化勲章受章者の白川静(しらかわ・しずか)氏が10月30日、死去した。
96歳だった。告別式は1日、近親者で執り行われた。お別れの会の日程などは未定。
福井市出身。洋服商の2男に生まれ、小学校卒業後、大阪の法律事務所で住み込みで働きながら夜学 に通って20歳で中学を卒業、立命館大専門部(夜間)文学科で勉学に励んだ。
その後中学教員の傍ら、同大学文学部に入学、1954年、同大学教授となった。
一貫して漢字研究に携わり、中国最古の文字である甲骨文字をはじめ、漢字文化圏の古典を丹念に 読み解いて独自の文明論、通説への批判精神に満ちた「白川文字学」を樹立した。
おう盛な研究欲は生涯尽きず、76年に立命館大を定年退職後も特別任用教授として教育研究に従事。
70歳で正式に大学を退いてから13年の歳月をかけて計4300ページを超える前人未到の 字書三部作を独力で完成させた。
漢字の形や意味の変遷を系統的にまとめた「字統」(84年)、漢字の訓読みが日本で定着する経緯 をたどった「字訓」(87年)に続き、96年、集大成としての漢和辞典「字通」を刊行。
孤高の碩学(せきがく)としての地道な研究成果が一般的に知られるようになり、91年に菊池寛賞を受賞、 98年、文化功労者となり、2004年に文化勲章を受章した。1981年から立命館大名誉教授。
三部作のほか「金文通釈」「説文新義」「漢字」「孔子伝」など著書多数。
(2006年11月1日20時19分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20061101it13.htm
中国文学者の白川静さん死去 著書に「漢字」「孔子伝」
http://www.asahi.com/obituaries/update/1101/001.html
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1162383132/
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