足立花火〔足立区花火大会〕
平成20年 第30回足立の花火大会情報
大正13年(1924年)、千住新橋の開通を記念して行われた「千住の花火」が始まりです。
その後戦争等により一時中断がありましたが、昭和54年に復活して以来、毎年開催されています。
広い河川敷が会場であるため、ゆったりと土手の斜面に座って観覧できるのが特徴です。
また、花火を間近で見られるため、花火の迫力が存分に味わうことができます。
今年は第30回目を記念して、昨年より打上発数を約3,000発増やしています。
夏の夜空を彩る約15,000発の花火をお楽しみください。
◆主催
足立区観光交流協会・足立区
◆テーマ
「心をつなぐ光のファンタジー」
◆日程
平成20年7月24日(木)
午後7時15分から8時45分
(荒天の場合は25日に順延、両日荒天の場合は中止)
◆プログラム
【第1幕】光の舞踏会
オープニングは華やかに、途中は少しメリハリを感じさせ「色」の美しさと、ともに、代表的な音楽にのせて、花火と音楽の調和をご覧いただきます。
【第2幕】夜空の花火コンダクター
新しい花火(パステルカラー、点滅、キラキラ等)や、昔懐かしい花火など、花火の新旧を対比させたコントラストをご覧いただきます。
【第3幕】花火交響曲
毎年恒例となりました、迫力ある300mのナイアガラに加えて、「芸術花火300」と題して、花火の高度な技をご覧いただきます。
【第4幕】音と光の夢空間
クライマックスは5分間に約4000発の迫力ある大スターマインを演出します。
◆会場
荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋から西新井橋間)
◆交通
東武線・JR・東京メトロ・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩15分
東武線小菅駅・五反野駅・梅島駅から徒歩15分
◆その他
西新井側の河川敷は観覧エリアも広いため、千住側よりもゆったりと花火を観賞することができます。
私どもADYがある荒川区町屋からもたくさんの方が訪れております。
◆問い合わせ先
〒120-8510
東京都足立区中央本町一丁目17番1号
足立区観光交流協会(足立区産業経済部観光交流課内)
電話:03-3880-5853
FAX:03-3880-5603
E-Mail:k-kanko@city.adachi.tokyo.jp
◆会場へのマップ
「足立の花火」の歴史をたどって
皆さんが、毎年楽しみにしている花火大会。
この「足立の花火」の歴史をたどってご紹介します。
花火大会の始まり
「足立の花火」の起源は、明治年間に千住大橋の落成を祝って、花火を打上げたのが始まりだと伝えられています。
そして、大正13年8月13日、千住新橋の開通を記念して、「千住の花火大会」という名称で足立区に登場し、本格的に開催されました。
この当時、「両国の花火」と「千住の花火」は、夏の風物詩として多くの人に親しまれていたようです。
打上玉も4号玉(直径約12cm玉)が現在では最大ですが、当時は尺玉(直径約30cm玉)も打上られていました。
しかし、区民に愛されていた花火大会も戦争の影響を受け、昭和14年を最後に姿を消します。
戦後に「千住の花火大会」が復活
戦争が終わり、混乱と経済情勢が安定しない中、昭和24年8月13日に区民待望の「千住の花火大会」が復活しました。
当時の記録を見ると、「仕掛け花火30基、打上花火520発、人出60万人」という記録が残されています。
その後も区民の憩いの場として楽しまれました。
しかし、河川改修により昭和34年を最後に「千住の花火大会」は幕を下ろしました。
「足立の花火」が登場
昭和50年頃になると、区民の間に花火大会の復活を望む声が強くありました。
足立区及び足立区観光協会(現在の足立区観光交流協会)では、昭和53年8月の区民納涼大会で約800発の花火を打ち上げたところ大変な人気を呼びました。
そして、昭和54年8月に「千住の花火大会」から「足立の花火大会」へと名称を変え、登場します。20年ぶりの復活です。
観客30万人余が見上げる中、3,700発の花火が打ち上げられました。
この「第1回足立の花火大会」では、8月11日に実施され、足立史談では、当時の様子を次のように伝えています。
「下町情緒をかもし出し、花火大会と観客が一体となって、真夏の夜の宴に、暫し酔いしれた…」
時代の移り変わりと共に、その花火大会の姿を変えながら続いている「足立の花火」。
途中、中断もありましたが、約100年の歴史を誇り、将来に残すべき文化、伝統でもあります。
ぜひ、みなさん、この「足立の花火」にご声援をお願いいたします
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