次男が中学からの帰宅途中に、自転車で車に接触した。
車のバンパーに自転車を当てられ車輪が壊れて走れなくなったのに、相手は謝るどころか文句言うて走りさったらしい。
次男の携帯から電話があったが、詳しい場所をうまく説明できない(気が動転してたみたい。子供だからね)ようで電話じゃわからない。
道後町1丁目にいるらしいのと、近所の人が警察呼んでくれて今オマワリさんも来てるという事は聞き出したので、管轄の松山東署に電話し、道後町1丁目あたりで車と中学生の自転車の事故がなかったか問い合わせたら適切に応対してくれました。
うちの次男と壊れた自転車は東署にいるのがわかり、さっそくお迎えに。近所の奥さんが目撃しててナンバーを記憶してくれてたので、犯人は警察からの連絡受けて出頭してきました。
どんな奴かと睨みつけてみたら、オドオドした同年代ぐらいのオヤジだ。
いきなりオレに向かって謝ってきたけど、そんな簡単に許しません。
「オレに謝ってどうするんぞ!お前、うちの息子に捨て台詞はいて走り去ったらしいのぉ。・・何ゆうたんぞ!今ここで言うてみい!!・・
謝るんなら息子が先やないんか?!」とでっかい声でガツンと先制パンチを食らわせてやりました。
続いて、加害者の車と被害者の自転車の実況見分。
確かに自転車のタイヤが接触した跡が車に残ってた。そこを指差して写真撮られたりしてました。
この辺からはもう「おお!テレビでやっとる轢き逃げ捜査の番組と同じようなシーンや・・てな感じでアリーナ席の観客気分で眺めてました。
息子も身体は何ともないし(精神的ショックは大きいみたい)、まあ自転車を直してもらって・・それから、こいつどうしてやろうか?・・と言ってもヤクザやチンピラじゃないので暴力など振るいません。
さんざん謝ってもらった後に一言。
「なんぼ謝ってもらっても、こっちはアンタがどんな人間かはこの場では判断できんのやけんな。アンタがした事は
当て逃げいう立派な犯罪や!アンタの態度によっては、今ここで告訴する事もできるんやで!(実際はようしませんがハッタリです)」とまたまたガツンと言ってやったら、ヒェ〜そんな!勘弁してくださいとまたまた必死で謝ってくるのでちょっと気の毒になりました。
警官にも「
接触してないと思っても車を降りて確認せないかん!!若い運動神経の良い子やったから転ばずに踏んばれて何ともなかったけど、お年寄りや小さい子やったら転んで頭打って死亡事故にもなるんやで!」と説教されとりましたし、最終的には事故扱いで保険で対応できるようにするというので、当て逃げの意思はなかったという方向でこらえてやりました。でも、意識してなくても事故は事故です。
この人はぶつけた相手が我が家みたいな普通の家の常識人で、別の意味でラッキーでした。
もっとタチの悪いヤツに同じ事故して、気がつかず走り去ってしまい、他に目撃者はいなくて、相手にはナンバーも顔もしっかり覚えられてたら・・・想像してください。ちょっと面倒な話になるかもよ。
転んでもないのに転んだ。かすり傷ひとつなくても入院。頭打ってなくても精密検査。しかも個室に入院させろ!休業補償を払え!・・いくらでも要求するヤツは世の中にたくさんいます。
皆さんもドライバーです。もしこういうケースに自分が遭遇したら、
「バカヤロー!気をつけろ!!」で走り去ってしまうと、自分がバカヤローになるかもしれない。明らかに接触してないならいいけど、何か当たったんじゃない?と感じたら必ず降りて確認。相手が「何ともない」と言っても簡単に信用しないで、自分で確認しましょう。(相手にもよるけど)
軽くミラーこすった程度でも走り去るのはよくないね。相手から見ると
「逃げた」となります。
自転車直してもらうだけじゃいかんので、明日の通学にたちまち困るんやから
修理できるまではタクシーで学校まで往復するけん、その費用は要求するで!それか今すぐ同じ自転車の新品を買ってきてくれるんなら、それでもええよ!(この辺ではもう笑いながら冗談交えて話してます)
「あんた、ほんと相手がウチで良かったねぇ。ウチの仕事柄、そんなにタチの悪い事できんけん、常識的な事しか要求できんけんなぁ」。
いろいろ話して、名前と連絡先をメモして、保険会社の名前と証券番号も確認してたら・・下の名前が同じ(読み方だけで字は違うけど)・年齢が2つ下・同じ中学校(という事はオレが3年の時、こいつは1年坊やったんやな)だった事などわかり、最後は紳士的に別れてきました。
帰宅後も相手から保険会社に連絡した旨の電話もあり、相手も良い人みたいでお互い良かったね・・・というお話。
そんなドタバタがあったけど、今夜は2ヶ月間のテニススクール最終日なので行ってきました。先週同様試合したけど、また負けた(T_T)

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