2020/9/2  8:12

表現  日々雑記

学生がきったネームに汚い言葉使いがあれば修正するし、良くない表現があればどうすればいいのか相談するし、気付かずに差別表現しているようなら一緒に考える。

一度印刷されてしまうと取り返しがつかない。
子供も読むと思うと尚更。

コースの現場で、教員は常にそういう気づかいをしている。
しているんですよ!



昨年度起きたできごとがあります。
留学生が、ゼミの展示のイラストを見て「旭日デザインを描いている!けしからん、撤去しろ」と言い出しました。
指摘されたイラストは、大正時代のポスターやマッチ箱のデザインをモチーフにしたレトロ調の「架空ポスター」なもので、確かに背景に日の出デザインが使われていました。
昔のマッチ箱などによく使われているものですね。
明らかに「旭日旗」を描いたわけではないのですが、抗議した学生は何が何でもそのデザインが許されないと言って、一歩も引かなかった。
最終的に、展示場所の管轄部署や大学教務にも抗議して、それら全部と確認協議して、撤去には至らない、これはただのデザインである、という結論となりました。
因みに、描いたのも留学生です。
抗議した学生曰くの「被害を受けた国」出身の留学生。そして、抗議した学生と同国人の他の留学生にも聞いてみたけど、他の留学生は全く平気だった…。
私も、色々調べました。調べまくりましたとも。
抗議を受けた外務省の「旭日デザインに関する正式見解」というのも出ていたので、学生にはそれも伝えましたが「日本の外務省は何を言っているか分からない」と返事がきました。
結局平行線にしかならないんですよ。
肯定派否定派、お互い相容れないし。
嫌という人は、旭日に見えるデザインだけではなく、ちょっとした日の出マークや集中したデザインもダメだという。
それはもうその人の感情の部分で、今まで生きてきた中で形成されてしまったものなので、もはやどうすることもできない。

決してわざと「そう見える」ように描いたわけでも「自分の主義主張」を描いたわけでもないのに、そう見られて責められるケースも、世の中には多々あるのです。
知らずに相手を傷つけているケースもある。
だからわざと煽るような表現は、決してやってはいけないのです。
思うのは自由だけど、それをそのまま、または増し増しでオープンにするのは、大人のすることではない。



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