
最近よくシットオンで釣りをする人がある。カヤックフィッシングがかなり定着してきた感じですね。
そのシットオンですが中が空洞になって不沈構造になっている。そのためにどうしても中の空気が膨張したり収縮したりすることがある。大体何年か使っていると表面が波打ってきたりへこんだりする。でも正直そこまで剛性が強いわけでもなくそんなものと認識してください。ただ通常それで何か問題があるかというと何もない。本当にただ使ってると変形することもあるというだけです。
ただ今度発売されたテキーラは少しご注意を! 前にも書いたことにだぶるが分割の所はそれぞれの凹凸を組み合わせてはめ込む。そこが変形すると組めなくなる。(以前他社から3分割のシットオンがでたときはこういうクレームがありました。現在そのメーカーは生産を中止してます。)
そこで購入された場合の取り扱い注意。
◎重ねておかない。まず下の部分だけが変形する。
◎できればマットかクッションの上が望ましい。
元々シットオンを固い2本の棒の上に置いておくとその部分が変形します。立てておくとどうしても凹凸が下になって重さがかかるので要注意。
◎ドレンプラグ(水抜き)はあけておいたほうがいい。
これは短時間ならそこまで気にしなくてもいいいかと思いますが長期で置いとき時は少しでも中の空気が抜けるようにしたほうがいいです。でもドレンプラグはなくさないように・・・
◎ジョイントはラチェットベルトだけで支えています。これが劣化して切れたら組んでも固定できなくなります。それからやはり組んだまま積むのは危険。何年かたってからが怖い。万が一走行中劣化して切れたら後方の車にぶつかって大きな事故に!
まあとりあえずこんなところです。正直、変形するかしないかはわかりません。見かけよりずっと強いかもしれません。ただクレームが出るとしたら買われてから1-2年後になります。その場合メーカー保障はまずないと思ってください。あとは合わなくなったらバーナーやドライヤー(できれば工業用)で熱して叩いて変形させるしかないんです。

(フィールフリー コロナ)
あとよく聞かれるのが自分で穴を開けて大丈夫かということ。まあ問題ないですね。
元々シットオンは完全に気密にはなってません。普通に1日漕いでコップ数杯ぐらいの水は入ります。これもただそれだけで沈んだり問題にはならないということです。
ただこの穴を開けるというのはロッドホルダーを付けようとしてネジ穴をドリルであけるとかいう範囲で、水抜き穴をあけようとしてそこまで貫通したりは駄目です。
まあその特性を理解して楽しく使って楽しみましょう!
*春にアップした記事です。最近よく聞かれたので再度前にもってきました。現在当店ではテキーラーは販売しておりません。こういった商品は不具合がでるかどうかもわからないんです。やはり1年ほどたたないとデーター不足。もし問題なければまた来年から取り扱います。
どうも以前でた3分割 コブラカヤック T/Aトラベラーでこの接合部変形にあってから慎重になりすぎてるのかもしれないですが・・

8