
アルフェックのボイジャーとアリュートがマイナーチャンジ。2010年版で改めて変更点など。
まずボトムのカラーが今までのブラックからグレーに変更。これはブラックの方が良かったという声が多い。まあ好みの問題なのだが私はグレーのほうがいいと思う。
まず真夏にブラックは熱を吸収しすぎてかなり熱くなってしまう。それとご存知かもしれないが黒という色はハチ(スズメバチ)が一番好きな色。冗談のようだが川でツアーしていて黒い生地にハチが襲ってきて水の中でずっと耐えたという実話があります。どちらが安全かというと圧倒的にグレーです。

そして船体布の底についていたキールの位置を決めるチューブが小さくなりました。これは良くなったと思います。今までのチューブは大きすぎてちょっとずらしたい時も抜いて入れなおさねばならず凄く不便でした。
アルフェックは後のテンションシステムがセンターからはずれると負荷がかかって折れやすい。しかしあの邪魔なセンターチューブのせいで調整がしにくく、組み立てが大変でした。今度は前よりははめやすくなってます。

シートは釣り下げ式からキールにはめ込み式に。上の写真はシートの裏側、キールにはめるカップ式のジョイントがあります。

こちらはセットした状態。これは非常に良くなった点。組み立ても早くなってる上重心があがったので安定感もアップ。またしっかり固定してるので漕ぎやすい。
バックレストは一体式から分離式に。荷物は出し入れしやすくなった。
このボイジャーの特徴は荷物をいっぱいつんでのツーリング。逆に1人でちょいと担いでいくならアリュートのほうがいい。とにかく重い。大人1人で子供と一緒にいくなら車でなくてはしんどい。
ただ80kg以上の人が2人でのるならお勧めです。
ちなみによくアルフェックとフジタカヌーのどちらが組みやすいですかと聞かれますがあまり大きな違いはない。どちらに慣れるかです。ただしいてどちらかといえばフジタカヌーのファルト。理由は歩く歩数がアルフェックのほうがどうしても多いのと先ほどいったテンションシステムがずれてはめると折れるので船体布をずらさずいれないといけないから。
あと良く聞かれるのだが海でも漕げますかという質問・・・ボイジャーの460Tは深いので海で漕ぎたくない。自身風のきつい時に乗って危なかったことがあります。まあこれは一長一短だが川での荷物をつんだツーリングに向く分、荷物つまずに海で使うとウェザ^コッキングで振り回されるため。(ちなみに海ならアリュート430のほうがまだ漕ぎやすい)まあ思いっきり荷物を積んでるなら構いませんが・・・

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