
(左 トムキャットタンデム 右 ビオビオU)
2012年にモンベルより発売されたビオビオU 久々のダッキーの新作なので一番価格的にも競合するトムキャットタンデムと比較してみた。
尚、ドドコシやSK200DSは元々急流向きではなく、浮力があるから急流もいける艇なので今回ははずす。
*ビオビオU 110000円 本体、ポンプ、収納バック、リペアクロス付き(サイストラップ別売)
380cmx105cm 18kg セルフベイラー(自動的に排水する穴)が前から後ろまで全面についている。
チューブは1重 シートはついておらずスウォートを背もたれにして座る。
*トムキャットタンデム 105000円 本体、シート、リペアキット付き(ポンプ、収納バック、サイストラップ別売)
388cmx98cm 24kg セルフベイラーは前後のみ チューブは2重

(左 トム 右 ビオ どちらもほぼ平面)
トムキャットタンデムはそれなりに長い間販売しておりまずまずの評価。同じAIREのリンクスに比べると剛性もだいぶ落ちるが、お手頃な価格と流水対応の性能が幅広く普及している。ただセルフベイラーが少なく排水が悪いので、大きな波を被るとしばらくは重くて操作性が落ちる。あと2重なので使い終わった後でアウターとインナーの間に水が抜けなく乾きにくい。使い終わると2-3kgは重くなっている。(これはセビラーもドドコシも同じ)
ビオビオUはセルフベイラーが多いので実際試してみると排水も良く、操作性の向上につながっている。使い終ってすぐに水が切れ、ふき取るだけでいいので乾かしやすく撤収が便利。もちろん重さも変わらない。あと気になるのは剛性だが、こればかりはしばらく使ってみてみないとなんともいえない。ただモンベル商品は全国どこでも対応できるのでそのあたりはプラスポイント。
正直、今自分が買うのならそこそこの操作性と楽に片付けれることからビオビオを選ぶ。あとはすく剥離したり空気漏れしないかどうかです。
この水の上の性能以外の、終わってから乾かしても中から水が出てきたり車がビショビショになるのは案外ストレスがたまる。久々に出た1重のダッキー、要チェックというところです。
☆この2艇でゆるやかな所とかは行けますが向いてません。あくまである程度流れがある所で楽しむ艇です。池とかゆるやかな川なら前述のセビラーやドドコシなどの方がよっぽど漕ぎやすいと思います。

大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori

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