カヌーに初めて乗るとその水面からの目線、独特の開放感、自然との一体感など凄く気持ちがいい。そして自分の中にこの素晴らしい時間を持ちたいとカヌーを購入して趣味としてやっていきたいと思う人もいる。我々カヌーショップはそういう人を応援していきたいし、店主の多くは自身がその魅力に取りつかれてこの仕事を選んだ人間が多い。
私もそういう人が店にこられて長く楽しんでもらえればといつも思っている。ただそのためにもいくつか気になる点を・・
まず今回はカナディアンカヌーで考えてみる。これが一番特徴的でわかりやすいからです。
カナディアンカヌーは多くは四万十川であり北海道で経験する人が多い。そしてよし購入となった場合少し考えてほしい。カヌーの多くは水上ではとても楽しい。しかし実際に購入して問題となるのが保管と運搬。まず重量は20kgから40kgになる。これは湖などに艇庫があり、平面をカートで移動できるところではあまり問題ない。しかしそうでないところではかなり大変だ。
まず自分の車は何か?どうしてもカートップしないと運べないカナディアンの場合は積み込むことになるのだがこれが結構大変。アウトドアが好きな人はワンボックスや車高が高い車の人が多い。その場合積み込むのにどうするのかを考えてほしい。家での保管もすぐ出せるかどうか。出すのにいろいろどけたりして20-30分かかる場合、案外行くのが嫌になってしまう事が多い。
また川で使う場合は車から段差があるところがほとんど。しかもスロープでなく担いでというところが圧倒的に多い。これが海なら平面で移動できる所も多いのだがカナディアンは風に弱いので海や琵琶湖のように風のきついところには向かない。そして関西で車で河原までいって転がして川に出せるところは10箇所も思いつかない。特に上流、下流でどちらにも河原にくるまが乗りつけられる場所となると和歌山南部だかではないだろうか?
あと使うのが大人2人ならばそのあたりもあまり問題にならないが、親子や家族の場合はこの積み下ろしや運搬が父親の負担としてずっしりのしかかる。
カナディアンをかって2-3回つかっただけで置いたままという人は思いのほか多い。そしていらなくなったので販売したいとなると発送で近場でも数万かかるので売る方が大変。
そのあたりを考えずつい買ってしまうとその後全然使わないことになりがちです。しかしそういうことも承知で買うのなら場所や使い方も考えているので長く楽しめる。
例えば現実にいてるのだが毎年春にビールをケースで積んで湖畔で2-3日数人でキャンプを楽しむ人には実にいい艇だ。使うのが年一回でもいいじゃないか。でもまったく使わず邪魔者扱いでほったままの艇はみていて辛い。本当に・・
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大阪南港にあるカヌーカヤック専門店KAYAK kono-tori

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