先日もファルトの中古艇の問い合わせがあった。そこでファルトの中古艇に対して思う事です。
まず良く聞くのがあまり回数は使ってなくてずっと置いていたまま。
これは案外程度が悪い。ずっと使って穴があいたりしてるものは確かに悪いのだが、全然使わず何年も置いたままのものは生地が固くなって破れやすかったり、接着がはがれてきたりする。
適度に外気にさらして使っているもののほうが良い時もあるので御注意を。
そもそも自動車を売る時に10年たったものは買値の半分?・・・いやそんなことはありえない。1/10で売れればいいとこだ。しかし何故かカヌーは買値の半分ぐらいで売れると思っている人が多い。やはり10年、20年は経年劣化がわからなくなっている。1回使ったらジッパーがとんだ、船体布が破れた、接着がはがれた。 全て実際にあったことです。
あと現行で部品が入るかどうか。リジットと違いファルトはどうしても修理が必要となる場合が多い。その場合部品がない、また直すとかなり高くなるというのは他の商品でもよくあること。
中古艇というのは自分で判断できて買えればお得な時がある。ただ何故安くなってるかがわからずにヘタに手を出すとかえって苦労する時が多い。まあ修理やメンテナンスが趣味の場合にはかえって面白いかもしれない。
あと例えばファルフォークというメーカーがARFEQに変わった。そこで共通部品もあるのは事実。ただネットなどではどんなに古いのもファルフォークならモンベル(ARFEQ販売元)で修理できるように書いてるのを良く見る。フジタカヌーでも20年、30年前のもすべて修理できるようにかいてある。これは大嘘、販売責任のメーカー期間を大きく越えているし、仮に修理できても新艇つくるのとおなじ手間がかかり、更に個別対応なので、新艇より高くなる。レストアとはそういうものです。これはかなり深刻で、メーカーはいちいちオークションの文言にクレームをつけたりはしないが、鵜呑みにして買われたらあきらめるしかないという場合が多い。
電化製品ならまず10年たったら修理より買い替えのほうが安い場合が多い。
安いものには必ず安い理由がある。御了承下さい。
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