カヌーでツーリングに出かける。そこで気をつけないといけない場所に人工物がある。今回はその中で特に橋脚について!
ではなぜ橋脚(人工物)が危険なのか?それはどうしても流れに逆らうようにできていること。そして力が逃げない所が多いという事です。元々自然の中の岩などは長い年月で削られたり運ばれたりします。しかし橋脚は流れの中に立って支える物である以上どうしても流れがあたってしまいます。普段の流れがゆるい時ならそんなに問題ならないのだがちょっと増水のあとなどははっきり危険といえる。
この橋脚だができるだけ真ん中を一気に漕ぎ抜ける。ただこの漕ぎ抜けるというう事をしないでパドルを持ったままアーと叫んでぶつかっていく人が案外多い。またぶつかりそうになったらパニックになって固まってしまう人もいてる。
では実際どうするかです。
1.まず橋脚を含む人工物は危険だと認識する。(危ないと思ってないので対応が遅れる)
2.前に行けたからといって油断しないで普段より流れが速かったり不安な場合は手前で降りてスカウティング(下見)する。自信がなければ迷わずポーテージ(漕がずに降りて引く)
3.橋脚の横は一気に漕ぎ、万が一近寄ってしまったら身体を橋脚の方に傾ける。
この橋脚の方に傾けるというのが出来ない。普通は怖がって身体(特に頭)を橋脚から反対に傾ける。そうなるとデッキ(艇の上部)に水圧がかかり身動きができない。
実はファルトやインフレータブルでの普段ゆるやかといわれている川での死因はほぼこのパターン。案外早い流れでの事故は少なく、油断や慢心で人工物に引っかかるのがほとんどです。充分お気をつけください。

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