カヌーもいろんな種類がある。その中でも速いものと遅いものがある。
速さは大きくいっていくつかの要素がある。まず水線長の長さ。当然ロデオ艇は短いので遅い。次に波との反発力、ゴム(ダッキー)より布(ファルト)、そしてポリエチレン、FRP、カーボンとなる。シーカヤックなどFRPやカーボンはやはり速い。
あとは横幅、当然細いほうが速い。でも安定感を考えるとある程度の幅がないと怖い。
よく別に競争するわけでないし遅くてもいいといわれる。まったくそのとおり。ただ海などで逆風になったときはある程度のスピードがないと風に逆らって帰れない時がある。それに漕いでいて速いほうがラク。まあフィッシングが目的などの場合は速さより安定感を優先したほうがいいかもしれない。

また少し速さのタイプが違うが、サーフカヤックやロデオ艇でもウェーブなどであまり速いと身体がついていかない時もあるので、かえって遅いほうがオーリーなどきっかけをつかみやすい場合もあります。コンペに出る人にとって使い易い艇と普通にダウンリバー楽しむのにいい艇は必ずしも同じではないです。
周りの慣れてる人にアドバイスを聞くとその人はいろんな過程を経て現在にいたっているのですがその過程は過去のもので、いま自分が一番使い易い艇を勧める事が多いです。でも勧められた人はその艇を使いこなせくてもっと入門用の艇で楽しんでより楽しくなったらチャンジするほうがいい場合もあります。
案外そういう事例は多いのでご注意を。

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