
時々聞かれるのだが、ファルトを組んだままカートップして大丈夫ですか?
これはまあ普通は大丈夫ですが、当然リジット艇に比べて強度が弱いのでしっかりと留めてください。まあ他のカヤック全般にいけることだが、2点でなく3点以上で留めること。
例えば裏返して普通にストラップをまわして留めると、艇をキャリアバーが接しているのは左右の2点。そういう時に走っていて横風でずれるとストラップがゆるんでしまう。そこでずれないようなアタッチメントをつけたり、前後をしばったりする。
それとファルト独特の特性としては左右のエアスポンソン。当然中に空気がはいってるのだが、これか膨らましたまま走っていたら空気が冷えて熱収縮でベタンとなってしまう緩む事になる。そうなるとどれだけちゃんと縛っていても危険。まず抜いておいたほうが無難。
最も大事なことは、スピードを出しすぎない。基本的に無風で制限速度を守っていたら、わりと大丈夫。私も風が強かったら、高速のらずにした道を走ったりする。しかし時間がないからと無理したりするのは論外。

(これは完全に重量での積載オーバー)
積載もそうです。普通のキャリアは50kgほど。嵩が大きなカヤックはまあその半分ぐらいが安全か?更に全長+1.1倍というのも安全性を考えてのこと。長過ぎる艇は風の負荷も大きい。
ようするに普通に交通法規守ってしっかりしっばっていれば、そうそう飛んだりしないです。
最後に、積むときにしっかり締めたものしばらく走ると緩んでくることがある。それはストラップが折り返してたりして締めてしまったのが、走行中に直ったりした時。積んでしばらく走ったとき、高速の入り口などでは再確認の癖をつけましょう。

長い艇の場合、タイダウンがないと上下に振られ緩みやすくなります。できればタイダウンもしっかり止めて走ることをおすすめします。

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