いよいよライナーも大詰めっ!!
【JENNYの巻】
アルバムのクライマックスとも言えるこの場面でジェニーの登場です!!
おそらく…断トツで人気No.1でしょ〜ね、この曲…。
ライブでラストナンバーになる事が非常に多いし、間違いなく代表曲。
RUNNIN' RIOTのオムニバスにもこの曲で参加したし、ジェニーでブロンコを知ったって人もかなりいるんじゃないかな…?
タベが加入して間もなく、『TRIO RODEO』をレコーディングする時に出来た曲だから、今回のアルバムの中では一番古い曲だね。
今まで何回かレコーディングを重ねているので、バージョン違いが多数あるけど(笑)、おそらくこれで最終形だろうね…。
嘘の様なホントの話…。
実はこの曲、眠りながら創った…(笑)!!
夢の中で俺が歌ってたんだよね…マジで!!
たまに曲作ってる夢は見るんだけど、目が醒めるとたいてい何も覚えてない(笑)。
でもこの時は特別だったなあ…。
夢ん中で『これだっ!!』って思ったんだろうね…。
夜中に跳び起きて、布団に座りながら、ギターかかえて…半分ねぼけた感じでレポート用紙に歌詞を殴り書き…(笑)。
30分くらいで書き上げて、またそのまま寝た(笑)。
んで、朝おきたら、ちゃんと曲が出来てたよ(笑)。
ご丁寧にコードまで書いてあった(笑)。
歌詞もメロディも構成も、ほぼ夢のまんまでいじってないんだな、これが…!!
決まってなかったのは、実は『ジェニー』って名前だけ…(笑)。
まあ、最初にパッと思い浮かんだのは『ジェニー』だったんだけど…
TMGEに同名の曲があったし、色々考えた末、結局、最初のインスピレーションに従った感じになった。
当時はサウンド的に今よりもっと洋楽よりだったから、ちょうど邦楽のロックを意識して演ってみたいなあと思ってた時期で、まあいわばブランキーとかTMGEとかからの影響をあえて出してみよう…みたいな感じだったな…。
歌詞的には…
人生を旅に例えるなら、結局、良かれ悪かれどうあれみんな独り旅をしてるわけで…そんな中で出会った大切な人々に贈る歌、そんな感じかな…。
そもそも…
実は出来た当初はメンバーにかなり不評で…(笑)、レコーディングはしたもののライブでは演ってなかったんだよね…。
(俺は気に入ってたんだけど…笑)
でも、CD聴いてくれた人達からのリクエストだったり、『ライブで聴きたい』って声がけっこうあって、演り始めたのがきっかけ…。
いつの間にか、メンバー個々にとっても、バンドにとっても、すごく大事な曲になってたよ。
ホントに、みんなに育てられて来た曲だと思ってる。
精一杯の感謝と願いを込めて、いつもライブの最後に演ってるよ…。
今回のアルバムにあたって、実はレコーディングの最初の段階でオケは上がってたんだけど…
何となく気に入んなくてさ…、
最終段階で最初から全パート全部録り直した(笑)!!
ギターソロの前の『ドゥルドゥルドゥル…』がなかなかキマんなくてさ…(笑)。
他はもう全部ワンテイクOKだったのに…
『ドゥルドゥルドゥル…』だけ…(笑)。
やっぱベンチャーズは偉大ですよ…(笑)。
【参考音源】
■赤いタンバリン
/BLANKY JET CITY
■世界の終わり
/thee michelle gun elephant
■サムライ
/沢田 研二

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