人生とは、一筋の川のようだとも言われる。
また、幾筋にも枝分かれした道のようだとも言われる。
今日、夕立で道が川のようになっているのを見て、どっちでも大差ないと思った。

そんな大雨が降る前に近所でお花撮ってきましたよ。
通称貧乏花。春から夏にかけて咲きっぱなしのイメージのある花だが、実は似たり寄ったりの2種類がタイミングを変えて咲いている。春先に咲くのは、春に咲くから春紫苑。そして、今くらいに咲いているのはこっと小振りな姫女苑だ。ハルシオンかと思ったらハルジオンなのな。やっぱりハルシオンという名前にするのはいろいろ問題があったか。ガンダムオタクは庭に植えておくといいと思われる。植えなくても勝手に生えるかも知れないが。
見分け方がいくつかあるようだ。まず、ハルジオンは名前の通り花が少し早く、春に咲く。また、春紫苑はふにゃっとしたイナバウアーから起きあがって花を咲かすが、ヒメジョオンはのべつたちっぱなしだと言う。お熱い夜を期待するなら願掛けに植えておくのもありか。でも春紫苑の方もだんだん立ち上がってくるんだから……まあいいか。
そう言った特徴から判断してこの花は55%くらいの確率でヒメジョオンと断言できるのである。残りの確率でハルジオン……と近似種。結局、よく分かんないんじゃん。
いいよ、どうせ雑草だし。


こっちも雑草か。一応、山野草になってるな。そっちの方が偉そうだ。これは近所の藪だが、有料道路沿いにもびっしりと群生しているな。ぽつんと咲いている感じではなく、広い範囲に固まってぐわーっとさいているイメージがある。こんだけ大量に花が咲くから、ばらまく種の量もそれだけ凄いんだろう。道端がずらっとこの花で埋まっているとなかなかに壮観。ある種キメエ。
オカトラノオ、と言うらしい。……ちっとも虎の尾っぽくないぞ。むしろトカゲのしっぽじゃ。わんさか生えているので雑草扱いにしたが、これでも園芸品種してそこそこ人気らしい。日当たりのいい草原に生育するらしいが、林の縁の藪だぞ、ここ。一応、林の縁だから日当たりはそこそこなのかも知れないけど。


最近新聞のお花畑ぶりがよく話題になるが、うちで取ってる下野新聞も大概お花畑だと思う。しょっちゅう一面にアブラナ満開だのシバザクラ満開だのお花畑そのまんまの記事が出てるし、一面の隅には常にお花のイラスト付きのコラムが。
そんな中に、近所で半野生化している花についてのコラムが載っていた。
日本らしくない花なのでそうだろうなとは思っていたが、案の定日本らしさの微塵もない名前でモントブレチアと言うそうだ。一応、姫檜扇水仙と言う和名はある。
南アフリカ原産だが、南国生まれの花にしては寒さにも強く、手入れが簡単な花だそうだ。
おかげで、藪の中にほったらかしにされても元気よく咲きまくってるんだろうな。
結構あちこちで見かける花だ。多分、同じホームセンターに大量に入荷されてたのがいつまでも残っているか、最初に誰かが入手して育て、増えたのでお裾分けを繰り返しているうちに近所中に広まったかしたのだろう。
藪に大量に生えているのは、近所の人が増えすぎたのを引っこ抜いて藪に捨てたら、根付いて増えちゃったのではないかと推測。ちなみに、藪のはまだ花が咲きかかってるところ。写真は日当たりのいい道端のもの。
花言葉は清純との事だが、この繁殖力としぶとさから察するに、清純を装って裏では相当逞しさも見せているのではなかろうか。まあ、アイドルなんかみんなそうだよな。
そう言えば、お花畑新聞の割にはこの間の校庭お花畑事件の報道はなかったような気が……。まあ、他県だからな。

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