前回のミク記事のフラッシュ。
ただ音程に合わせて音を置いていっただけではあるのだが、聞いてみると、特にはじめましての「て」と、喜びをの「を」が少し音程はずれている感じだ。声はいいかもしれないが、一言で言ってしまえば音痴。歌い方も棒読みくさい。
この辺を何とかするためには、この歌声に付与される様々なパラメータをいじり、微妙な調整をしつつ、歌声に表情をつけていく必要がある。
実は初音ミクに急用ができてしまった。実現可能かどうかはともかく、年末までにはある程度使いこなせるようにはなりたい。そう言った思惑もあって、かねてから次のミクネタにしようと思っていた発声練習フラを拵えた。
パラメータにも色々あるんだが、画面ではスコア下のコントロールトラックでいじくれるモノをそれぞれいじくってみた。
ベロシティは一旦保留にしておいて、まずはDYN、ダイナミクス。MIDIの時はベロシティで音の強弱をつけていたのでこれでも同じかと思ったら、なんか違うみたいなんだな。道理でいくらベロシティ高くしても声がでかくならないわけだ。名前が変わっているが、MIDIの時のベロシティと効き目は同じだな。メゾピアノとかフォルテとかはこれで実現する。よく聞いたら、フラッシュのは段階的にダイナミクス下げてるな。フェードアウトっぽくなってるわ。
いやね、このフラッシュ作る予定はあったから、早々に音声ファイルだけは作っておいたのよ。でも、そのあと他のことやってるうちに細かいことが記憶から薄れてきちゃってさ。フラッシュにもその有様が露骨に表れてるでしょ。
脱線したが、お次はBRE、ブレシネス。声に吐息が混じったような効果を呼ぶ。いいね、これ。多用してぇ。
BRIブライトネス、CLRクリアネスと続くが、ブライトネスの方はどこが変わったのか良く分からん。クリアネスは違いは分かるが、使いどころがいまいち分からん。何かと組み合わせたり、短音じゃなく連続で使うとはっきり効果が出て来るのかもしれんね。あ、そう言えばこの辺のパラメータは単独で使うと音が細くなるみたいだ。ダイナミクスと組み合わせて使わないとならないな。
OPEは大口を開けて歌うか、もごもごと歌うかだ。フラッシュは他のと一緒に「あ〜」でやってるけど、口を閉じてあーは無いかもしれんね。まあ、確かにちょっとくぐもった感じにはなっている。音質の下がっているフラッシュだと分かりにくいかもしれん。
PIT、ピッチベンドはMIDIでもおなじみだな。音程を滑らかに変化させられるパラメータだ。フラッシュではPBSを大きくして、変化の幅を広げて極端な変化をつけられるようにしている。なんとなくバカにしたような声だな。
最後はさっき後回しにしたVEL、ベロシティ。MIDIの時は音の強弱をつけるパラメータだったが、初音ミクでの場合は子音の強弱と言うことになっているようだ。
子音のない「あー」ではテストできないのでこれだけ比較対象が別になっている。子音を短くしている。「さ」に大きな違いが出ているような気がするが、言われなきゃ分からない程度の差だよな。むしろ「わ」の長さの方が気になる。二つの原沢があるが、どっちがベロシティをどうした奴なのか思い出せん。
フラッシュについてどうでもいい補足。本当は下側にあるボタンの説明はボタンの上側に出そうと思っていたんだが、オブジェクト重ね順の兼ね合いで実現するにはややこしいスクリプトが要りそうな予感。そんなわけで、全部下向きにしたが、そうするとミクの顔が吹き出しの下に隠れて見えん。ミクに隠れて吹き出しが読めないのも困る。だから応急処置として、ボタンの効果発動を離した時ではなく押した時に変えた。ボタンを押している間は吹き出し消えるので、発声中のミクの様子も見放題になっている。手を離すと隠れる。
ミクのトレードマークがネギだというので、マイクスタンドをネギっぽくしたが、マイク部分までネギにすれば良かったと今更ながら思った。次のフラッシュではそうする。
次の機会ではビブラート比較を行う予定。でもそれだけじゃ記事が持たなそうなので他に何かやるかも。
さーて、別件のベッケンバウアーでないフラでも作るか。

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